2023年01月10日時点の記事です。
1月19日から大宮競輪場開設74周年記念『東日本発祥倉持記念杯』が開催される。今回参加のS級S班4人は全員同じスケジュールで、グランプリのあとは立川記念を走って今回の大宮記念となる。主役は当然地元の平原康多だが、現時点では郡司浩平の方が上と考える人も多い。初S班の新山響平にベテラン佐藤慎太郎のタッグも魅力いっぱい。地元からは平原の弟分である宿口陽一をはじめ森田優弥や武藤龍生が優勝争いに加わってきそうだ。
平原康多は地元の絶対エースで誰もが認めるスーパースター。大宮記念は過去9回優勝していて現在3連覇中と相性抜群。昨年は黒沢征治の発進、宿口陽一の番手捲りで、それを楽々差しての優勝だった。年齢的にも最近は自力より人の後ろが増えており、地元の後輩や「超新星」吉田有希との連係からきっちり結果を出す。S班から陥落した宿口も気持ちを新たに頑張りたい。昨年は満足のいく走りがほとんど出来ずに苦しんだが、今年一発目の静岡F1では連日良い動きで復調ムードだ。
輪界一の「捲りの使い手」郡司浩平が平原の前に大きく立ちはだかる。立川記念の決勝戦は新田祐大に粘られ車体故障となったが、勝ち上がり段階では連日キレのある動きをしていたし状態面に不安はなさそう。「元祖怪物くん」深谷知広の存在も非常に大きく、息の合った連係で地元勢を苦しめる。
グランプリ直後の立川記念は精彩を欠いた新山響平と佐藤慎太郎だが、ここまでの間にきっちり立て直してくるはず。高橋晋也が勝ち上がって高橋-新山-佐藤で並ぶようなことがあれば、平原や郡司も簡単にはいかないだろう。
他地区では九州勢が不気味。ダッシュ抜群の岩谷拓磨にG1覇者の中川誠一郎、井上昌己、差し脚キレる中本匠栄、坂本健太郎と個性的な面々が揃っている。
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