シリーズ展望/記者の推しメン 立川 GP レース情報

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立川競輪 KEIRINグランプリ2019

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シリーズ展望・記者の推しメン

2019年12月16日時点の記事です。

KEIRINグランプリ

 今年は立川競輪場で争われる輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ2019(GP)」の号砲が、12月30日に鳴らされる。競輪選手なら誰もが憧れる夢の舞台にふさわしい9選手が立川に集結する。優勝賞金1億円超をかけた一発勝負の栄冠に輝くのは…。また、シリーズ初日の28日には「ガールズグランプリ2019」、2日目の29日には「ヤンググランプリ2019」が行われる。

ナショナルチーム2人のスピード勝負

脇本 雄太
新田 祐大
清水 裕友

 来年、東京五輪の出場枠獲得のため、出走機会が限られたナショナルチームの脇本雄太と新田祐大が、G1制覇でGP出場権を獲得。世界の強豪を相手に自国開催の五輪でメダルの期待がかかる2人は、競輪でも国内に敵なしをアピールしたい。両者の力勝負が濃厚とみる。
 脇本はダービーを4連勝でV。平成では誰も成し遂げられなかった完全優勝を令和初の初のG1で飾った。“先行日本一”を掲げている脇本だけに、積極策に迷いはないだろう。長い直線にも臆することなく風を切って、真っ先にゴールを駆け抜ける。
 新田はラインの結束力を生かしてオールスターV。5年連続のGP出場を決めた。まくりでの破壊力なら脇本をしのぐものがあり、立川バンクも新田に味方しそうだ。
 清水裕友、松浦悠士の中国コンビには勢いがある。脇本、新田が不在だったとはいえ、競輪祭決勝でワンツーの力は怖い。
 混戦になれば、今年2度のG1Vの中川誠一郎に出番が巡ってくる。単騎の可能性が高いが、全日本選抜では単騎でV奪取とマイナス材料にはならない。
 平原康多は、どんな展開にも対応できる強みがある。地元地区だけに軽視はできない。

寺内大吉記念杯競輪(GP別層)用

 毎年恒例の「寺内大吉記念杯競輪」が今年もオールS級の10個レースで開催される。後半戦に入り勢いを増す鈴木竜士を中心視したが、山崎芳仁、園田匠に渡部哲男らビッグレースでの実績豊富な選手も多く、ハイレベルな優勝争いになることは必至。2着権利の予選から激しい争いが繰り広げられそうだ。

総合力高い鈴木竜

鈴木 竜士

 各地区に実力者はそろったが、成長著しい鈴木竜士を中心視する。今年はデビューして初めて全てのビッグレースに参戦。後半戦からは展開に応じた柔軟性をテーマにGレースでも活躍していた。もちろん調子も上向き。自力でも優勝を狙えるが、今シリーズは6月京王閣決勝でも連係して優勝した植原琢也もいて強調材料はそろっている。長島大介、小林大介まで勝ち上がってくれば強力な関東ラインが完成しそうだ。
 山﨑芳仁のパワーも争覇の一角を占める。今年は7月平、9月西武園と優勝2回。自力を多用し、G戦線でも存在感を見せていた。冬の重馬場と立川の直線を考えれば、ここもまくりが届きそうだが、同県の飯野祐太に櫻井正孝と前を任せられる選手もそろっている点は心強い。
 稲毛健太も好調だ。長い距離を踏む練習の効果で逃げても末の粘りは確か。今は「出てしまえば何とかなる」と自信を持ってレースに臨んでいる。南修二が稲毛をガードから、直線勝負に持ち込む。
 追い込み型では渡部哲男、園田匠も優勝候補の実力者。渡部は阿竹智史、取鳥雄吾とスジの機動型もそろっている。園田も競輪祭で2勝を挙げて状態と新車に手ごたえをつかんでいた。
 セッティングがかみ合い後半戦は3Vの鈴木裕だが、完全優勝した10月別府からレースに参加していないのは気がかりだ。

ヤンググランプリ2019

松井宏が個の戦いを制す

松井 宏佑
松本 貴治
南 潤

 次代の競輪界を担う111期と113期の精鋭による頂上決戦は、ライン戦とは対局の個の争いとなりそう。展開は読みにくいが、松井宏佑が本命には最も相応しい。ナショナルチームの強化指定選手Aの一員となり、ワールドカップ第一戦のケイリンでは銅メダルを獲得した松井は充実一途。12月別府では狙いすました2角まくりで113期勢2人目の記念覇者となった。強烈ダッシュに、トップスピードの高さはすでにグランプリ選手級。まだ攻め方の単調さはあるが、好機に飛び出せば他を圧倒できる。
 先輩期の111期勢はラストチャンスだけに、簡単に勝ちは譲れない。最も怖いのは松本貴治だ。こちらも近況は良好で、親王牌での3連対をはじめG戦でも結果を出している。中四国で宮本隼輔との連係があるかは流動的も、自力でも問題は仕掛けのタイミングだけ。快速を発揮しよう。野口裕史も台風の目となるか。まだS級で優勝がないようにモロさがある反面、自分の先行ペースに持ち込むと破格のパワーを見せる。南関同士の松井と別で単騎になっても、走りを変えず結果を追求する。一方、昨年準Vの南潤は末が甘くスランプ状態。ここまでに立て直せるか。
 113期勢では松井と並び実績上位の宮本は競輪祭で連日大敗続きと乱調気味。単騎で冷静に立ち回ってVを飾った7月大垣記念のような動きが出来れば好勝負必至だが…。河合佑弥が地元での大一番に気合満点。埼京同士で積極先行で売り出す森田優弥もいるが、悔いを残さないように自力勝負にこだわるか。10月京王閣記念3181着の時のように、声援を力に変えて激走する。

ガールズグランプリ2019

小林優、児玉碧の頂上決戦

小林 優香
児玉 碧衣
石井 寛子

 ガールズ頂上決戦は、ワールドカップ第3戦のケイリンで銅メダルを獲得するなど世界の舞台で活躍している小林優香と、国内最強の名をほしいままにしている児玉碧衣の力比べ。東京五輪に向けての競技のシーズン真っただ中に、トライアルでのワンチャンスをモノにして出場を果たす小林のモチベーションの高さを評価して本命に推す。調整面など不安な点もあるが、まくり3連発で完全優勝したトライアルのように、パワーの違いを見せ付ける。対する児玉は、先に仕掛けて力を出し切る形に持っていければ面白い。今年はより仕掛け早い積極的な競走スタイルが完成され、現にガールズドリーム戦では打鐘4角からのカマシで小林を不発に終わらせている。持ち前の異次元ダッシュで、他の突き放し、どこまで粘り込めるかの勝負。グランプリ史上初の連覇は成るか。
 両者を追うのは石井貴子、石井寛子。トライアルでは大きく明暗が分かれた2人だが、ともに児玉を破ってガールズ特別レースを優勝するなど力量的には差はない。流れに乗って前々好位キープからのタテ脚勝負がハマれば逆転Vは十分。特に石井貴は昨年のグランプリで児玉に目標を絞って準V、トライアル決勝も小林に目標を絞って準Vと大一番ではシビアなところを前面に出してくる。目指すは初の頂点だ。
 梅川風子も破壊力ある一撃で主役の座を狙う。400走路で11秒台の上がりタイムを連発するトップスピードの高さは児玉にも見劣りしないし、トライアルを2年連続優勝と勝負強さも身に付いてきた。
 今年の優勝回数18回と、若手一番の成長株が佐藤水菜だ。強靭な地脚で敵の反撃を合わせ切る走りを最も得意とするが、特別レースとなると組立てに迷い、力を出し切れずに終わっている。一年最後の大舞台で殻を打ち破りたい。当所ホームの奥井迪は、トラアル決勝と同様、先行勝負に迷いがなさそう。

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