2023年02月10日時点の記事です。
今開催は若手有望株の吉田有希がシリーズをリードしていく事になるだろうが、まくりシャープな野田源一や戦法多彩な小川真太郎も魅せるレースで盛り上げてくれる事だろう。今期に入って好調な片岡迪之や大川龍二、それにネームバリューは一番の井上昌己も参戦を予定しているし、若手機動型も多数参戦で激戦になるのは間違いない。
吉田有希は吉田三兄弟の末弟というのは皆が知るところだろう。吉田拓矢を師匠と仰ぐ若武者であり、早くも全国区の自力型へと成長を遂げている。昨年のヤンググランプリでは菊池岳仁に抜かれて悔しい2着と相成ったが、積極スタイルを貫いての結果だけに本人も納得している事だろう。直前の前橋ではまくり連発で決勝まで勝ち上がったが、決勝では地元の木暮安由と恩田淳平を気遣う突っ張り先行で3着となった。弱冠21歳の若武者でありながら、義理人情に重きを置く走りには好感が持てる。今開催におけるシリーズリーダーというのは間違いないし、初日からエンジン全開の走りで期待に応えてほしいものだ。
野田源一は一匹狼という言葉が本当にピッタリくる自在型。どんな大舞台を走っていても、ファンから高い支持を集める人気レーサーの1人だ。前期は落車での負傷欠場や病気欠場が多く、満足のいく走りができなったのではないだろうか。今期初戦の高松は3着2着3着でいいスタートが切れたような感じだったが、豊橋記念では準決勝で落車してしまって最終日は欠場を余儀なくされてしまった。ただ、常に全力投球のガッツファイターであり、勝利には常に貪欲な選手。シビアな位置取りから強烈なまくりをさせてくれるシーンが目に浮かぶ。
2月2日から開催の松山が約二ヶ月振りの実戦となったのは小川真太郎だ。初日は単騎戦という事もあってか、組み立てが中途半端な感じに思えたが、2センター過ぎから外を回すとスムーズに車が出ていた。日に日に動きも上向きになり、最後は優勝で締め括った。1本走った事によってレース勘は戻っただろうし、前走より間違いなく上積みがあるはずだ。グレードレースでも活躍できるだけのパワーの持ち主であり、そのパフォーマンスに共感するファンは多い。自分でやっても人の後ろ回っても高い技術力を持っており、魅せる走りをしてくれる事だろう。
今シリーズを盛り上げてくれる若手機動型では林大悟、伊藤旭の九州軍団に目がいく。長い距離を踏めるし、一発の破壊力にも定評がある若武者だ。予選スタートからでもシード組を打ち破って勝ち上がれるだけのパワーがある。
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