シリーズ展望/記者の推しメン 奈良 Ｆ２ レース情報

存在感ある小埜正義

デカいのは身体だけでない。今期７月からＡ級に降りて来た小埜正義は、７場所連続で優参、５割弱の勝率、連対率は７０％を超えるなど、存在感は抜群。体重が乗った重厚な差脚に、目標を貰えなければ体格にモノを言わせた自在戦で、今節も争覇戦の中心に立とう。
　これに抗う近畿勢は、機動型に追い込みと面子が揃っている。先手有利な当所でより持ち味を出せそうな中野雄喜に枠元一葵、後ろでサポートする地元・野口正則らと息を合わせたラインプレーで、個の力に対抗するか。
　他には高橋成英－大洞翔平の中部勢や、チャレンジ戦に陥落してから９０点台まで得点を戻して来た松田優一と、波乱や穴の何かを起こしそうな伏兵の活躍にも期待したい。