シリーズ展望/記者の推しメン 岸和田 G1 レース情報

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岸和田競輪 高松宮記念杯競輪

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シリーズ展望・記者の推しメン

2021年06月16日時点の記事です。

岸和田競輪場 高松宮記念杯競輪

 第72回「高松宮記念杯競輪」が岸和田競輪場で6月17日~20日までの4日間において開催される。高松宮記念杯の勝ち上がりシステムは、準決勝まで東日本地区と西日本地区に分かれて戦う独特のシステム。準決勝で東西各2個レースが行われ、各1、2着の8名と3着から1名が決勝に進む。
 今開催は五輪出場予定者の新田祐大、脇本雄太と直前の欠場となった平原康多を除く6名のSSが参戦。東の雄は今年の全日本選抜を制した郡司浩平、対する西の雄は今年のダービー王・松浦悠士となり、このSS両者を軸に熱いバトルが繰り広げられよう。

東西強豪が激突する豪華競演!

松浦 悠士
清水 裕友

 松浦悠士は前走の別府記念では珍しく決勝で9着大敗を喫したが、今年前半のG3は5度のVに広島全プロの優勝、そして極めつきは京王閣ダービーを制覇と抜群の成績。すっかりお馴染みとなった盟友・清水裕友との中国ゴールデンコンビが岸和田競輪場を席巻へ。
 意地を見せたい地元勢からは古性優作、稲川翔の二枚看板が登場。ともにゲリラ戦は大得意のクレバーな走りを見せ地元戴冠といきたい。その両名を支えるのが、近畿の精神的支柱とも言える義弘、博幸の村上兄弟。
 5月前橋では17年向日町以来の記念優勝を清水裕友を差して挙げた小倉竜二が率いる四国勢も、もちろん怖い。復調見える太田竜馬、更にパワーアップ著しい松本貴治ら若手機動型を巧みに操縦し小倉が記念に続き、久しぶりのG1戴冠も。
 中部から現れた超新星・山口拳矢の伸び盛りのヤングパワーは各ラインにとって脅威だろう。前走の別府記念では松浦悠士を封じる逃げを打っており、周りを感嘆させた走りを再度見せるか。近況連係の多い浅井康太がサポートするのは心強い材料となってくる。
 更に西日本・初日特選スタートを決めている山田英明は悲願のG1達成に向け邁進。大物喰いに定評ある北津留翼や一昨年の高松宮記念杯覇者・中川誠一郎と九州勢も駒が揃った。
 一方の東日本勢からは、やはり今年最初のG1である川崎・全日本選抜を制覇し、前走の別府記念でも力強さが戻りつつあった郡司浩平が東日本のエースに名乗りを上げる。京王閣ダービーでは不在だった深谷知広や松井宏佑と、競輪祭、全日本選抜制覇時に足場にした強力機動型が参戦するのは有利な材料。更にSSの和田健太郎が援護を固める南関勢は充実布陣。
 守沢太志は直前の別府記念で5年振りの記念Vを挙げ、勢いを増す。更に京王閣ダービーで復活の狼煙を上げる鋭い差し脚を見せた佐藤慎太郎のSS両者は、本格化著しい高橋晋也やパワフル先行を身上とする新山響平との連係から意地を見せたい。
 関東の大黒柱とも言える平原康多の欠場の一報は多くのファンを悲しませたが、その分もとばかりに吉田拓矢や森田優弥、鈴木庸之らの若手機動型が奮起だろう。追い込み鋭い諸橋愛が的確にサポートする関東勢はやっぱり侮れない。

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