シリーズ展望/記者の推しメン 岸和田 G1 レース情報

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岸和田競輪 高松宮記念杯競輪

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シリーズ展望・記者の推しメン

2022年06月15日時点の記事です。

岸和田競輪場 高松宮記念杯競輪

 第73回「高松宮記念杯競輪」が岸和田競輪場で6月16日~19日までの4日間において開催される。高松宮記念杯の勝ち上がりシステムは、準決勝まで東日本地区と西日本地区に分かれて戦う独特のシステム。準決勝で東西各2個レースが行われ、各1、2着の8名と3着から1名が決勝に進む。
 今開催は斡旋停止の守沢太志を除く8名のS級S班が参戦。西は古性優作がGP王者としてホームで強敵を迎え撃つ。東は平原康多、昨年の覇者宿口陽一の関東に、エース郡司浩平の南関、復権に燃える新田祐大-佐藤慎太郎が熾烈なバトルを展開しよう。

東の昇竜、西の猛虎が激突

古性 優作

近畿のエースは大阪初のGP覇者古性優作だ。脇本雄太の不在は残念だが、地元バンクで気力、脚力を増すはずだ。連れて僚友の稲川翔もグンと復調ムード。鉄壁のディフェンダー南修二、勝負強さを増す神田紘輔、高松宮記念杯初出場で張り切る岡崎智哉の浪速5勇士が遠征の面々を迎え撃つ。大舞台に強い福井の野原雅也が牽引役。近畿の支柱村上義弘もまだまだ健在だ。

北日本が誇る最速レーサー福島の新田祐大は転倒で離脱中。どこまで復調しているか。ラインを束ねるのは同県の佐藤慎太郎だ。衰え知らず、血気盛んな走りで鼓舞する。そろそろタイトルが欲しい青森の新山響平、怪力小松崎大地も元気だ。S班の守澤太志は今回はあっせん自粛で休場。

関東の大黒柱は埼玉の平原康多だ。同じS班の茨城の吉田拓矢、弟分の宿口陽一、更に仕事人の新潟の諸橋愛とスクラムを組んで初日の特選からラインの結束力を見せるのか。関東最強の先行型に成長した眞杉匠、スピード派の坂井洋に長島大介。栃木の3人も大活躍の予感。初のGI出走となる新星吉田有希。兄の拓矢との連係もありそうで楽しみだ。

ここまで順調な足取りの神奈川の郡司浩平。近年定番となった静岡の深谷知広との南関最強タッグを決勝戦で形成なら、タイトル奪取の可能性はグンと高まる。千葉の和田健太郎は転倒が多かった昨年に比べずっと健康。鈴木裕は更に勝負強さを増す。パンチ力勝負ならお任せ。静岡の渡邉雄太と神奈川の和田真久留も出番を待つ。
スピードと勝負度胸を兼備する岐阜期待の山口拳矢は残念ながら不出場。三重の快速浅井康太は孤軍奮闘を強いられそうだが、最近は近畿ラインとの連係が増えてきた。

ここ数年競輪界を席巻した中国の2強。広島の松浦悠士はコンスタントにGIIIを勝ち、山口の清水裕友は松浦と好連係を決めてウイナーズカップを連覇。勢いは衰えていない。同地区の先行型の町田太我や取鳥雄吾がパワーと活気を取り戻すのも頼もしい。

四国の中では徳島の面々が依然として強い。フォワードは太田竜馬、中盤には小川真太郎と原田研太朗。これをがっちりと束ねるのは名将小倉竜二だ。

九州はおじさん達が元気一杯だ。甘さや脆さが同居するが、佐賀の荒井崇博、長崎の井上昌己、熊本の中川誠一郎が勝ち星を量産する。荒井にいたってはこの年齢で初のGI制覇も狙える状態だ。ひと世代下だが、福岡の北津留翼も先般福井で脇本雄太を破るなど回転力は強烈だ。

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