2021年05月25日時点の記事です。
「2021年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」は5月29日、30日の2日間において、広島競輪場で開催される。京王閣で念願のダービー制覇を果たした地元の松浦悠士を筆頭にSS6名をはじめとして、各地区から強豪がそろっている。グレードはF2ながらG1に見劣りしない豪華メンバー。なお翌日に予定されていた「全日本プロ選手権自転車競技大会」は、新型コロナウイルス感染拡大に対する安全面を考慮し、昨年に続き中止となった。
初日の優秀競走は選ばれし27名により3個レースが行われ、3着までの9名が2日目のスーパープロピストレーサー賞に進出する。
今月の京王閣で念願のダービー初制覇を果たした松浦悠士が地元凱旋となれば本命だ。昨年の豊橋では清水裕友の先行に乗り、番手から松浦が差し脚を伸ばし制覇。今開催も盟友の清水との連係から鋭い決め脚を発揮し連覇へまっしぐら。この中国ゴールデンコンビが今シリーズを牽引へ。
待ったをかけたい1番手は2月の川崎全日本選抜を制している郡司浩平。深谷知広や松井宏佑の欠場は痛手だが、ダービーで松浦に微差まで迫った脚はもちろん魅力十分。岩本俊介、鈴木裕ら千葉勢との連係から当大会初制覇を狙いたい。
ダービー初戦での落車が尾を引き前橋記念を欠場した平原康多は状態次第といったところ。ただ万全の状態で参加してくれば吉田拓矢や諸橋愛との連係から、自慢の決め脚を披露だ。
復調気配が目立つのは古豪・佐藤慎太郎。ダービー、函館記念と松浦に苦杯を舐めさせられているが、小松崎大地や守沢太志の援護射撃を受けゴール前鋭い突っ込みを見せてくれるだろう。
有力どころが互いに牽制しあえば、ゲリラ戦得意な古性優作の台頭も侮れない。サポート役は近畿の精神的支柱とも言える村上博幸を筆頭に東口善朋、稲垣裕之と揃うだけに混戦を誘いSS勢を撃破するシーンも。
更に回転鋭い捲りを武器にG1戦線で活躍を続ける山田英明にはタイトルホルダーの園田匠が連係する九州勢も見逃せない。
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