シリーズ展望/記者の推しメン 小倉 G1 レース情報

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小倉競輪 朝日新聞社杯競輪祭

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シリーズ展望・記者の推しメン

2019年11月11日時点の記事です。

小倉競輪 第61回競輪祭(ナイター)

 今年最後のG1、第61回朝日新聞社杯「競輪祭」が11月19日から小倉競輪場で開催される。昨年から6日制のナイター開催に変わり、一次予選がポイント制になるなど勝ち上がりシステムが変更されたが、グランプリ出場をかけた最後の戦いという位置づけは変わらない。ランク10位以下の選手は賞金での出場が厳しい状況なだけに、最後のタイトルをかけた争いは例年以上に激しくなりそう。なお開催3日目まではガールズグランプリトライアルA(トパーズ)、B(アメジスト)も開催される。こちらも注目だ。

いよいよ迎える大一番

平原 康多
清水 裕友
浅井 康太

 中川誠一郎、脇本雄太に新田祐大、村上博幸は今年のG1を制し、すでにグランプリ出場を決めている。そして賞金ランク3位の佐藤慎太郎、4位の清水裕友までが当確と言っていいだろう。残る3枠、そして今年最後のタイトルをかけた争いの中心は平原康多だ。試行錯誤を続けながらも、今年ここまで決勝を外した開催が僅かに7回と抜群の安定感を誇った。もちろん賞金ランクでも好位置につけているが、狙うはタイトルを獲ってのグランプリ出場だ。競輪祭は過去3度の優勝を誇る相性のいい大会。ここを勝って文句なしの出場を決める。武田豊樹は鎖骨骨折からどこまで立て直せているか。若手機動型もそろっているなら諸橋愛や木暮安由にもチャンスがある。
 初タイトルの期待が高まるのは清水、松浦悠士の中国コンビだ。清水は2年連続のグランプリがほぼ確定。松浦も9位と好位置につけている。清水は直前の防府記念優勝は昨年と同じ流れ。寬仁親王牌で表彰台にもあがるなど、秋口から調子を上げている。松浦も今年は2度のG1ファイナルを経験するなどビッグレースでも大活躍した。直前の松戸でも完全優勝と仕上がりに不安はない。ここに太田竜馬をはじめ若手機動型が続けば、シリーズの一大勢力を築けそうだ。
 浅井康太にとっては大会を連覇するしかグランプリへの道は残されていない。今年前半は落車、失格で乗り切れなかったが、後半戦はしっかりと立て直してきた。輪界屈指の総合力で最後のひと枠をゲットしたい。乗れているのは柴崎淳も同じ。G1初優出の舞台で今年は初優勝を目指して戦い抜く。
 郡司浩平もまた、ここが最後の勝負。2年前の悔しさをバネに今年はグランプリ出場圏内で大会を迎える。6月高松宮記念杯での落車はあったが、復帰後は順調。防府記念も優勝した清水よりデキの良さは光っていた。渡邉雄太や和田健太郎ら今回も前後に南関の援軍はそろっている。南関勢の軸として、決勝に乗り、優勝争いに加わりたい。
 近畿勢も忘れてはならない。寬仁親王牌は三谷竜生の思い切った仕掛けに乗った村上博幸が優勝。後半戦に入り三谷が調子を上げているし、古性優作に総大将、村上義弘もいる。三谷、村上義はここを獲らなければグランプリに出場できないが、実績がある選手が多いのが近畿勢の強み。最後の戦いへ、集中力を研ぎ澄ませる。
 今年G1戦2Vの中川誠一郎を擁する九州勢。山崎賢人が不在な点は痛いが、山田英明、井上昌己に地元の園田匠と精鋭がそろっている。
 北日本勢では渡邉一成が後半戦に入り好調。賞金ランク3位の佐藤慎太郎も今年のG1で準優勝2回の実力を遺憾なく発揮する。

トパーズ(グループA)

強い決意で臨む小林優香

小林 優香
小林 莉子
高木 真備

 トパーズ(グループA)は、何と言っても選考順位1位の小林優香の名前が際立つ。10月に行われたアジア選手権ではスプリント3位、ケイリン2位。東京五輪でのメダル獲得に向けた競技のシーズンが始まった中で出場を決意した小林優の思いは並々ならぬものがある。出る以上は、勝ってグランプリ出場が絶対命題。異次元のスピードでライバル達を寄せ付けない。
 小林優を別格としたら、石井寛子、石井貴子(千葉)の実績が抜けている。賞金ランク2位、3位でグランプリ出場はすでに確定的な2人は他の選手と違って、ここはグランプリをベストの状態で迎えるためのステップ。近況からは優劣は付け難い。流れに乗って好位キープから、勝負所で一気のスパートを決めるのが両者の必勝パターンで、出来れば小林優のグランプリ出場を阻止したい。
 ホーム立川でのグランプリ出場に闘志を燃やすのが小林莉子だ。アルテミス賞での骨折がありながらハイレベルな成績を残し、賞金での出場権獲得が有力だが、まだ何があるか分からない。集中力高く勝てる位置を取り切ってVのみを目指す。
 注目したいのは高木真備だ。5月の体調不良に、夏場には落車も続いて苦しいシーズンとなったが、9月以降は驚異的な巻き返しを見せている。4年連続でのグランプリ出場を果たすには勝つしかない。徹底先行から最近は戦法の幅を広げており、ここというタイミングで思い切って飛び出せれば波乱を呼ぶ。同じ昨年のグランプリ選手の鈴木美教、アルテミス賞覇者の長澤彩も上り調子の近況で、戦闘態勢が整ってきた。大久保花梨、柳原真緒も伏兵には止まらない。

アメジスト(グループB)

女王の威厳示す児玉碧衣

児玉 碧衣
佐藤 水菜
梅川 風子

 アメジスト(グループB)は女王・児玉碧衣が主役の座を譲るまい。9月武雄から3場所続けてV逸とらしからぬ走りが続いたが、もう大丈夫。2着以下に大差を付けて圧勝した10月平の優勝で感覚は取り戻した。後続を置き去りにするレベルの違うダッシュに、仕掛けも早い攻撃的な競走スタイルで、今年も勝ってグランプリ連覇へ繋げたい。
 連勝街道を突っ走り、ガールズトップのV回数と、今年は大きな飛躍を遂げた佐藤水菜はグランプリ出場も当確。やはりグランプリを見据えての一戦となるが、昨年、児玉の準Vと結果を出した大会だけに楽しみは多い。ガールズきってのレース巧者でもあり、機動力をうまく発揮できるか。
 昨年大会を優勝してグランプリ出場を果たしたのが梅川風子だ。この一年でさらに成長し、児玉、佐藤と同じくグランプリ出場は確実。男子なみの11秒台の上がりタイムを叩き出すスピードは児玉にも遜色なく、組み立てを失敗しなければ勝ち負けを演じられる。
 賞金でのグランプリ出場を激しく争う奥井迪と尾崎睦、さらにグランプリ出場にはここを勝つしかない山原さくら、細田愛未らもVへ並々ならぬ意欲を燃やす。奥井、尾崎、山原は大舞台の経験も豊富だし、力を出し切れるはず。中では、当所での練習でパワーアップに成功した山原に一発の魅力を感じる。

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