シリーズ展望/記者の推しメン 弥彦 G1 レース情報

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弥彦競輪 寛仁親王牌・世界選手権記念

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シリーズ展望・記者の推しメン

2023年10月12日時点の記事です。

弥彦競輪場 寛仁親王牌・世界選手権記念

 10月19日から弥彦競輪場で『第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』が開催される。輪界最強の脇本雄太は落車の怪我が完治せず欠場となったが、それ以外のS級S班8人は元気に出場。またナショナルチームのメンバーも今回は勢揃いで、超ハイレベルなスピード競輪が見られそうだ。

『浪速の闘将』古性優作が今年3度目のG1制覇に挑戦!

古性 優作
郡司 浩平
山口 拳矢

 シリーズリーダーは古性優作。久々の競走となった前回の熊本記念(イン久留米)はやや精彩を欠いたが、それでも随所で「さすが古性」という動きや技を見せていたし、ここまでの間にはきっちり修正して立て直してくるはず。過去の例を見ても、脇本不在で「自分の力」で穫ったG1は幾つかあり、超一流のタテとヨコに期待が集まる。
 5年連続のグランプリ出場に黄信号の郡司浩平も並々ならぬ闘志で参戦。良い時と比べるとまだ8割くらいの状態だが、それでも一時期よりはだいぶ上向いている。ここは気心知れた深谷知広や松井宏佑との連係が基本になるが、仮に自力の番組でもまったく問題ないだろう。
 5月の平塚・日本選手権競輪で「ダービー王」に輝いた山口拳矢も優勝候補の1人。直前の川崎F1では溜めて溜めての追い込み勝負で鮮やかに突き抜けたし、常に頭狙いのこのスタイルは頼もしい限りだ。
 層の厚さなら中四国地区が一番。リーダー格の松浦悠士は西武園オールスターの落車で万全とは言えないが、犬伏湧也、太田海也、町田太我といった元気な後輩がたくさんいるのは有利な材料。松浦と盟友の清水裕友も高いレベルで安定している。
 S級S班3人を擁する北日本地区も戦力的には見劣りしない。守澤太志は落車や失格ばかりで厳しい状態だが、新山響平と佐藤慎太郎はここまでずっと素晴らしい成績を残している。また昨年大会覇者の新田祐大も意地を見せたいところで、捲ったり捌いたり何でもやって結果にこだわる。
 地元地区でのビッグレースだし関東の選手も高いモチベーション。新エースとなった眞杉匠が先導役となり平原康多や諸橋愛を引っ張っていく。九州地区からは本格化した嘉永泰斗が初タイトルに向けて爆走する。

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