2019年08月28日時点の記事です。
開設68周年富山記念「瑞峰立山賞争奪戦」は、8月29日~9月1日の日程で開催される。今節は浅井康太、武田豊樹のS班2名が参戦。浅井は昨年の当大会の覇者で、地元中部地区のエースとして連覇を目指す。対する武田は本調子を欠いているが、吉澤純平、杉森輝大らの存在は心強い。S班に引けを取らない松浦悠士、自慢のスピードは一級品の渡邊一成、和田真久留、井上昌己、園田匠の九州勢ら実力者がそろい、熾烈なV争いが繰り広げられる4日間は目が離せない。
地元地区の中部勢が優勝争いをリードする。本命はもちろん大将格の浅井康太だ。浅井は卓越したスピードと素晴らしいレースセンスを武器に毎年安定した成績を残していて、2011年から8年連続でグランプリに出場している。しかも2V、準V2回、3着3回の成績は実力の証明だろう。今年は落車の影響でウィナーズカップ1312着以降は例年になく苦戦が目立ち、オールスターは二次予選5着で以後欠場。先制した岩本俊、田中晴の3番手を確保するも仕掛けられずに終わった。ショックは大きいが、ここからが勝負。修正能力は高いので、得意な大会で結果を出して巻き返しのきっかけをつかみたい。
今年はビッグレースで存在感を示している松浦悠士も有力な優勝候補だ。全日本選抜、ウィナーズカップ、ダービー、サマーナイトフェスティバルで決勝に進出。オールスターは惜しくも3241着と決勝は外したが、最終日は清水裕のまくりを差して勝っている。ここは取鳥雄吾、佐々木豪らラインの若手機動型との連係から勝機を見出すとみたが、6月取手記念をまくって制しているように自力攻撃の破壊力も増している。自ら戦うメンバーになっても不安はまったくない。松浦後位は、小倉竜二がガッチリ。
もう一人のS班武田豊樹は全日本選抜で決勝に乗るなど、今年の滑り出しは順調だったが、その後は落車が続いてなかなか調子が上がってこない。オールスター8535着の動きも今一つ物足りなかった。しかしながら、吉澤純平、杉森輝大ら信頼して任せられる同県の後輩がいるのは好材料。吉澤はオールスター2626着、杉森は3618着とまずまずの走りを披露している。武田に好展開が巡ってくる可能性は大いにある。
和田真久留、中村浩士、田中晴基、萩原孝之と健脚がそろった南関勢も侮れない勢力だ。オールスターは6698着と良いところが無かったのは気になる和田だが、全日本選抜で優参、ダービー、高松宮記念杯は準決に進出していて、今年は踏める距離が長くなった印象だ。中村は昨年に続きオールスターでは決勝に乗っていてムードは良好。和田がタイミングよく仕掛けて主導権を握れば、南関勢から優勝者が出ても不思議ではない。
渡邉一成の追加参戦も激戦に拍車をかける。レースを重ねる毎に本来のキレのある動きは精度を増し、8月玉野は、宮本隼-桑原大-松浦-野村典の強力中四国ラインを粉砕してV、オールスターでは1124着と、高松宮記念杯に続き今年2度目の特別優参を果たした。個の力では浅井、松浦にも決して見劣りしないだけに、ラインの援軍がやや手薄な不利を問題にしない一撃を決めてくる可能性は十分だろう。
8月小倉で優勝した園田匠は、オールスターでは最終日に1勝を挙げた。松岡貴の仕掛けに乗って直線大外を鋭く伸びて突き抜けていて、自慢の差し脚は相変わらず伸びがいい。ここは気心知れた井上昌己や、売り出し中の中本匠栄との連係。当所は短走路ながら直線が長いのでまくりに乗っての強襲劇はありそうで、軽視は禁物だ。
機動力重視で伊藤裕貴を本命に推す。7月小松島記念で2勝した後は大きな着が続いていて乱調だが、地元での大一番である9月松阪共同通信社杯までに是が非でもきっかけをつかみたい。タイミングを逃さずダッシュ良く出切っての押し切りに期待。伊藤には佐野梅一が続く。
高木翔、東龍之介、川口満宏の東ラインも強力で、番手有力な東を本命視する手も。高木はまくりのイメージが強いが、8月西武園記念の負け戦では押さえ先行で2周近く駆けて2着に粘っている。ここもライン3車なら積極策に出そう。タテヨコしっかりした東が抜け出すか。
松岡孔明、國村洋の西勢も虎視眈々と勝機を窺う。松岡に落車の影響がなければ一発怖い。
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