2021年11月12日時点の記事です。
競走得点トップの谷口遼平が有力で、坂本貴史がこれに迫る。福田知也の差し脚も光る。富山競輪今年最後のFⅠS級シリーズだ。
谷口遼平が10月久留米の熊本記念で決勝進出。二次予選は中川誠一郎、準決勝は佐藤慎太郎に先着する捲り追い込みで、自身初のGⅢ優参を決めた。今年初めからS級1班の谷口は、3月福井で2年ぶりのFⅠ優勝。6月大宮の決勝は、別線の竹内雄作や渡邉一成を破って自信に。当地富山は7月記念競輪の初日に押し切り1着。10月寬仁親王牌ではGⅠ初勝利も飛び出した。そんな谷口が風を斬れば同県の神田龍が二段駆け。
岐阜からは長尾拳太が自力発進。長尾は6月名古屋でS級初V。親王牌では同期谷口に付けてワンツーが決まった。山口富生も弟子の山口拳矢に刺激を受けて懸命の追走。金子貴志はGⅠ競輪祭の出場を逃してここが頑張りどころ。近況の不振は否めないが、10月熊本記念では谷口の捲りを交わして初戦突破。
岡崎智哉は積極策に立ち返って直近の勝率は4割。9月西武園では吉澤純平を相手に逃げ切った。すっかり追い込みの中川勝貴が岡崎を援護で近畿スジ。現在S級1班で苦戦する中川だが通算100勝はここで決めたい。
坂本貴史が総合力発揮し北日本を引張る。落車が続く青森伸也が坂本を追走。
南関勢は層が厚い。決め脚冴える福田知也は8月京王閣で優勝。決勝は坂本貴史の3番手で連結が外れたが、急追して坂本をゴール前で捕えた。10月GⅢ前橋では同県の青野将大を追走してきっちり。その青野は今年2月に特別昇級。3月にはルーキーチャンピオンレースにも出た。神奈川からは実績上位の五十嵐力も突っ込んでくる。五十嵐の8月富山1着は最終バック最後尾から内を衝いて直線伸びた。五十嵐の富山記念Vはもう10年前。
静岡の内山雅貴は8月川崎で初めてのGⅢ決勝進出。一次予選では五十嵐力とワンツー決着。千葉の染谷幸喜は2月宇都宮がS級初Vで、8月前橋が2回目の優勝。9月富山では赤板から逃げて番手の桐山敬太郎と決めた。内山と染谷はともにまだムラはあるもののその積極果敢さは好評価。
関東も駒がそろった。末木浩二は5月弥彦でデビュー6年目のS級初V。その後が続かない末木だが、その潜在能力は侮れない。そんな末木に期待の小林大介は、6月GⅢ福井で決勝へ。鋭脚発揮なら小林にもV機到来。埼玉の中田健太は今期まだ白星がないものの、3連対率60%は今シリーズの一番。東京の柴田洋輔は9月富山で初日1着。しぶとい磯田旭は6月GⅢ福井と10月熊本記念のファイナリスト。欠場明けの山岸佳太が完調なら茨栃車券だ。
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