2017年12月26日時点の記事です。
KEIRINグランプリ2017シリーズは、例年通り12月28日~30日の日程で開催される。今年の舞台は2011年以来、6年ぶりとなる平塚競輪場だ。今年のベストナインが優勝賞金1億円をかけて一発勝負で争われる競輪界最高峰のレースは、最終日の30日に号砲が鳴る。28日はガールズグランプリ、29日にはヤンググランプリが行われる。




今年も競輪界最高峰のレースに相応しい豪華メンバーとなった。そんな中で圧倒的な存在感を示しているのは新田祐大だ。今年後半の新田は、ブノワ・ベトゥ(ナショナルチーム・短距離ヘッドコーチ)の指導による練習の成果が本業の競輪にも顕著に現れ始めた。高松宮記念杯で優勝すると、その後はサマーナイト優勝、オールスター準V、共同杯決勝3着、親王牌準V、そして競輪祭優勝。ビッグレースの決勝で6大会連続で確定板入りを果たしていて、異次元のスピードで他の自力型を沈黙させている。現在の充実ぶりならグランプリ初優勝を飾り、「新田時代」の到来をファンに知らしめる可能性は大いにある。同県で同じナショナルチームのメンバーでもある渡邉一成は、新田にとって最大の味方であり、最大のライバルとなるだろう。今年の渡邉はオールスター、親王牌と2冠を達成しているが、いずれも新田のまくりを差し切っての優勝だった。渡邉自身の仕上がりと新田の仕掛け次第では逆転もありうる。
平原康多は全日本選抜で優勝し、今年は早々とグランプリの出場権を獲得している。グレードレースで格の高い競走しか走らない中で、今年の3連対率は74%のハイアベレージ。競輪界を代表するオールラウンダーと称されるのは当然だろう。レースの組み立ては秀逸なので、新田を後方に追いやっての先まくりに持ち込んでのVゲットは考えておきたい。平原との連係実績は豊富な盟友の武田豊樹は、オールスターの落車後遺症が尾を引いている感じだ。好展開が巡ってきていながら、勝ち星に結び付けられない競走も散見する。グランプリまでにどこまで調子を戻せるかが鍵となろう。
深谷知広、浅井康太の中部コンビも忘れてはならない。今年の深谷は好調時のようなスピードの切れが甦り、3年ぶりのグランプリ出場を決めた。浅井は今年のメンバーでは最多の7年連続出場のグランプリ常連で、グランプリ優勝の経験もある。深谷が好発進を決めると浅井が首位に躍り出る場面も。
初出場は三谷竜生、諸橋愛、桑原大志の3名で、いずれも個性豊かな選手だ。三谷はダービーを制してタイトルホルダーの仲間入りを果たしており、攻撃的な自力勝負が売り。最後まで諦めない競走スタイルが災いし落車が続いた時期もあったが、徐々に調子を上げてきている。どんなパフォーマンスで魅せるか注目したい。諸橋は共同杯をはじめ弥彦記念、松戸記念とグレードレースで3V。充実の1年を関東ライン連係で締めるか。桑原はダービー準Vなど、堅実な走りで賞金を積み上げ、最後のイスに滑り込んだ。集大成のいぶし銀の走りを披露する。

グランプリシリーズを盛り上げる恒例のオールS級戦は、凱旋帰国となる脇本雄太が大観衆を沸かせる。脇本はチリで行なわれたワールドカップ第4戦のケイリンで金メダルを獲得。競技の方に力を入れているので、競走への出場機会は多くないが、走れば持ち前の快速先行、まくりで強烈インパクトを残す。最後方からのまくりで、渡邉一らを千切って圧勝したオールスターのオリオン賞のような豪快な一撃に期待したい。
最近の競走成績を重視なら、吉田敏洋からだろう。今年は高松宮記念杯での落車骨折が痛かったが、復帰後は予想を上回る回復ぶりで、F1戦を3V、親王牌を優参とパワーを見せ付けている。ここもライバル達をねじ伏せてしまうか。
和田真久留を筆頭に地元勢も譲れない一戦。11月防府で記念初Vとレース運びに進化を見せる和田は勝って、新年の飛躍に繋げたい。
また、12月伊東記念を制した早坂秀悟に成田和也の北コンビもV争いに参戦だ。

ヤンググランプリ2017はハイレベル。G1大会で決勝進出、G3優勝など、G戦線で主役級の活躍を演じている選手がそろっている。SS班候補生による力比べは熾烈を極める。見逃せないレースだ。
ここに来て機動力を猛アピールしているのは太田竜馬だ。11月は防府記念1115着、久留米は3連勝、そして競輪祭では5121着と3連対。更に12月伊東記念1112着では、あわや完全Vの激走を演じており、先行主体の競走で他を圧倒している。ここのところ勢いは加速するばかりで、とどまるところを知らない。このレースは先輩期の優勝が多いが、充実ぶりを買って中心視した。
G1大会で存在感を示している吉田拓矢も有力な優勝候補。今年は高松宮記念杯でG1初優参を果たすと、親王牌5111着は一次予選敗退も3勝を挙げた。そして競輪祭4351着の準決は、逃げて新田祐のまくりに屈したものの、負けてなお強しの印象だった。自力攻撃の破壊力は太田に引けを取らないので、力を出し切れれば単十分。 すでに記念Vの実績がある新山響平も好勝負が見込める。12月伊東記念の準決は原田研、郡司浩ら相手に逃げ切ると、決勝も果敢に主導権を握り、早坂秀の記念初Vに大きく貢献した。昨年は無念の落車に終わっただけに、今年は昨年の分までの思いで優勝を目指そう。
着実に力を付けてきた小川真太郎も侮れない。ここ数場所はF1戦が多いとはいえ、予選、準決は連を外していない。同県太田と連係して勝機を見出す。吉田、山岸佳太、鈴木竜士の茨城勢はどう出るか。3人で並ぶのかもはっきりしないが、展開の鍵を握っている。

まだガールズ特別レースの優勝経験はない児玉碧ながら、自慢のスピードはガールズトップクラス。今年は17Vを含む62勝を挙げていて、単率は82・6%を誇っている。昨年の単率は71%だったので、更に進化を遂げた印象だ。主導権争いに巻き込まれると末脚に不安が残るが、自分のタイミングで仕掛けて主導権を握れば押し切れる。
踏める距離が最も長いのは奥井迪だ。昨年のガールズグランプリは先行して2着。梶田舞の差し脚に屈したものの、舞台が冬場の重い立川バンクだっただけに内容は申し分なかった。連がらみの7割以上が先行によるもので競走は相変わらず積極的だ。今年も先行でVを狙うか。 昨年に続きガールズドリームレースを連覇した高木真備は、その後は優勝こそないものの、競走は攻撃的。連がらみの9割が先行で、意識して早めに仕掛けている感がある。直前の落車も軽傷の模様で、好位確保から自力を出せれば単可能。
実績なら梶田舞が一番だ。ガールズグランプリは2014、2016と2勝している。向上心が裏目に出たのか、今年は好調時のようなスピードの切れが影を潜めているが、勝ち方を知っているだけに軽視できない。 尾崎睦は雪辱を期しての参戦となる。昨年のガールズグランプリは逃げた奥井の番手を占めたものの直線失速して5着。ホームバンクで躍動するか。レース巧者の石井寛子は新設のアルテミス賞を含み13V。好位キープに成功ならV争いに加わってくる。ガールズグランプリ初出場を果たした長澤彩は、今年飛躍を遂げた一人。直近6場所は一回も連を外しておらず近況もいい。
S級復帰の今期はしぶとく着をまとめる場面が目立っている。差し脚が切れているだけに、混戦は連の伏兵として見逃せない。

11月大垣で記念初優参など進境著しい。注目度高いオールS級戦でもダッシュ生かして連日レースを支配。新年へ猛アピールしよう。

石塚輪と並ぶシリーズ注目の若手機動型。色々と試行錯誤しながらの段階で大きな着はあるが、積極果敢な競走で旋風を起こしたい。

今期が初のS級も、最近は同格戦でコンスタントに勝ち星を挙げ地歩を固めてきている。小細工なしの自力で勝負している点も好感。
K3
岐阜
3万3820円
岐阜 長良川鵜飼カップ
10万2970円
0円キャリー
岐阜競輪長良川鵜飼カップ
447万9900円
432万0150円キャリー
914万4450円
839万4300円キャリー
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