いわき平競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

G1 オールスター競輪

2018年08月15日~2018年08月19日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2018年8月4日時点の記事です。

第61回 オールスター競輪

 「第61回オールスター競輪(G1)」が昨年に続いて、いわき平競輪場で15日から開催される。輪界のトップ135人が、5日間に渡って繰り広げる熱い戦いは最後まで目が離せない。また、2、4日目には、ガールズケイリンコレクション「アルテミス賞」、「ガールズドリーム」が一発勝負で行われる。

近畿を止められるのか…

脇本 雄太
新田 祐大
平原 康多

 全日本選抜で幕を開けたG1戦線も、ダービー、高松宮記念杯とすでに3つのタイトルホルダーの名前が刻まれた。近畿2段駆けを粉砕した新田祐大がグランプリ一番乗りを果たした。その勢いのまま昨年後半と同様に新田、渡邉一成がタイトル争いをリードすると思われたが、ダービー、高松宮記念杯を三谷竜生が連覇。3つのG1表彰台(9人)のうち7人が近畿ということを考えれば、近畿勢が大きな潮流をつくっているのは間違いなさそうだ。
 そのなかでも脇本雄太を抜きに近畿勢は語れない。ナショナルチームに所属し、競輪の出場機会も限られている。今年ここまで出場したのは、わずかに5場所のみ。ダービー決勝では浅井康太、新田にレースをさせることなく、ラインの4車で上位を独占。高松宮記念杯も先行策から3番手以下をちぎって三谷とマッチレースを演じた。続く福井記念では野原雅也の番手で競り込まれた2日目を除いては、次元の違う走りでV。G1、3連覇がかかる三谷、獲得賞金でS班返り咲きを濃厚にしている村上義弘ら充実の布陣で、近畿勢が別線に立ちはだかる。
 北日本勢は、渡邉、新田の地元S班が中心。全日本選抜では単騎のハンデをものともせず新田がV奪取した。ナショナルチームでのハードトレーニングと競技のなかで、調整がかみ合っていない新田だが爆発的なパワーはピカイチ。日本代表のチームメイトの脇本にはない武器を持ち合わせている。それだけに地元のアドバンテージをうまく生かすと、今年2度目の戴冠が待っている。サマーナイトFを制した渡邉も動きは悪くない。新田次第で、オールスター連覇への視界が開けてくる。
 平原康多、武田豊樹、諸橋愛と3人のS班を擁する関東勢。平原は積極策も厭わない強気の攻めと、立ち回りのうまさでナショナルチーム組としのぎを削っている。ダービー、高松宮記念杯と続けて決勝進出を逃したが、白星は順調に重ねている。吉澤純平、武田の師弟コンビや木暮安由、諸橋と織りなすラインの調和がマッチすれば、脅威の布陣ができあがる。
 ナショナルチームでスピードの絶対値をさらにアップさせている深谷知広、復調気配の竹内雄作、吉田敏洋に浅井と、機動タイプがそろった中部勢も侮れない。地区を束ねる浅井も本来の動きを取り戻し、後半のG1戦線で巻き返したい。
 原田研太朗、太田竜馬らの躍進をみせる20代の機動型と、これまでを支えてきた小倉竜二、香川雄介、桑原大志、岩津裕介が息を合わせる中四国勢も怖い。
 中川誠一郎、山田英明と一撃を秘めた九州勢は、展開次第も台頭できるだけの力は持っている。

アルテミス賞レース

脚力伯仲の大激戦!!

太田 りゆ

 オールスターファン投票得票数8位~14位(3名欠場で追加3名)による一発勝負で、大会2日目に行われる。
 大接戦の中、本命には太田りゆを抜擢したい。特別レースでは結果を出せていないが、ナショナル仕込みのスピードはやはり抜けている。フェスティバルも最終日にはどん尻からまくり上げて2着に食い込んだ。普通開催は4連覇中だし、そろそろ一発勝負でも本領を発揮する時だ。
 最後に繰り上がった鈴木美教にも魅力を感じる。同期の太田とともに新時代の旗手。7月静岡では今年7V目を無傷で達成と勢いは十分だ。強地脚を生かした先行を主に、流れに応じて何でも出来る巧者ぶりには注目したい。
 尾崎睦、長澤彩のキャリアを買ってもいい。尾崎の今年7Vは鈴木と並ぶ数字だし、走りにも自信が感じられる。長澤も今年の3連対率は85%を誇っていて、普段の開催では常に主役級の走りを披露している。ともに仕掛けがはまれば単可能。
 フェスティバルで優参した小林莉子の勝負強さも捨て難いし、パワーアップの石井貴子も侮れない。

ガールズドリームレース

今度こそ児玉碧衣

児玉 碧衣

 2年連続でファン投票第1位に選出された児玉碧衣。ガールズ特別レースの優勝はなかなか達成できないでいるが、今年は7月末までに47走して39勝、2着5回で連対率は93・6%を誇っている。持ち味の自力攻撃には更に磨きがかかった感があるし、「優勝してファンに恩返しがしたい」とVへの思いには並々ならぬものがある。初戴冠を成し遂げるとみて中心視。
 勝負強い石井寛子にも魅力を感じる。フェスティバル231着ではレース巧者ぶりを遺憾なく発揮して優勝し、今年の優勝回数を11まで伸ばした。好位確保に成功なら単十分。
 ドリームレース3連覇を目指す高木真備から狙う手もある。今年は特別レースの優勝こそないものの、攻撃的な競走で他を圧倒する場面は多い。好機に自力を出せれば3連覇も。
 ガルコレ平塚ステージVの石井貴子はレースの組み立てが秀逸。勝負どころではいい位置を確保していそうなだけに怖い。最近はスピードに磨きがかかり、航続距離も伸びた感ある山原さくら。思い切りがいいので動向からは目が離せない。

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