立川競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

GP 被災地支援KEIRINグランプリ2016

2016年12月28日~2016年12月30日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2016年12月17日時点の記事です。

KEIRINグランプリ2016

 優勝賞金1億160万円(副賞含む)をかけた輪界最高峰の一発勝負「KEIRINグランプリ2016(GP)」が12月30日に争われる。輪界を代表する9選手が立川競輪場を舞台に覇を競う。

主役は関東コンビ

 今年のベストナインが立川競輪場で激突。頂点を極めるのは果たして誰か。主役の座に最も近いのは平原康多、武田豊樹の関東ゴールデンコンビだ。今年の平原は落車禍に苦しみながらも高いパフォーマンスを発揮。11月の小倉競輪祭では圧巻のパフォーマンスでⅤ。抜群の勝負強さで4年連続7度目のグランプリ出場を決めた。昨年のグランプリは武田の番手を回って3着だったが、今年の両者の連係実績、走りを考えれば平原が前と考えるのが自然か。総力戦でGP初制覇に挑む。武田も今年は思うような結果を残せなかったが、競輪祭の準Vで最後のグランプリシートに滑り込んだ。平原と息の合った連係プレーで魅せる。
 新田祐大、渡邉一成の福島コンビも互角の争い。新田はスピードとダッシュ力に絶対の自信を持っている。純粋な脚力は輪界№1だろう。圧倒的な爆発力で今年の競輪界をリードしてきた。5月名古屋の高松宮記念杯で3度目のタイトルを獲得。今年のビッグレースで決勝を逃したのは7月川崎サマーナイトフェスティバルだけ。競輪祭でも危なげない走りで勝ち上がった。心技体は充実。名実ともに頂点に立つときが来た。渡邉は今年8月のリオデジャネイロオリンピックに出場したアスリート。競技の第一人者であり、世界の舞台で磨いたダッシュ力はケタ違いだ。2月の全日本選抜で新田の番手回りからGⅠ初タイトルを獲得。ラストの大一番でその再現を狙う。
 浅井康太は昨年のグランプリ覇者。今年はG1優勝こそなかったが、サマーナイトフェスティバルでV。記念優勝は6回とハイアベレージを残した。競輪祭で落車したが、ラストの大一番にはきっちり間に合わせてくる。今年のグランプリも中部はひとり。昨年同様、単騎で変幻自在に攻める。
 村上義弘、稲垣裕之の近畿コンビも強力だ。村上は競輪界のカリスマとして君臨。今年は3月名古屋で通算4度目のダービー制覇。42歳を迎えても脚力はまだまだ健在だ。稲垣は10月前橋の寛仁親王牌で悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた。競輪祭でも決勝3着で表彰台に上がるなど好調を持続している。昨年のグランプリ同様、稲垣が主導権を奪えば、村上に勝機到来だ。
 中川誠一郎は4月の静岡ダービーでG1初制覇。そして8月にリオデジャネイロオリンピックに出場するなど今年は激動の1年だった。一発の破壊力ならまったく見劣りしない。初出場のグランプリで力の出し惜しみはしない。
 岩津裕介は9月の松戸オールスターで悲願のG1初優勝。機動型の手薄な中四国勢のなかで奮闘している。キメ脚の鋭さは天下一品だ。初のグランプリでどの位置を回るのか。地区的には中川の番手の可能性が高そうだが、近畿の後位や単騎戦も考えられる。岩津の動向がレースの重要な鍵になりそうだ。

寺内大吉記念杯競輪(GP別層)用

主役は譲れぬ脇本雄

 グランプリシリーズでF1戦ながらオールS級の豪華メンバー。
 先行力が自慢の積極的な自力型がそろったが、破壊力は脇本雄太がリードしている。今年は五輪出場のためG1を3開催犠牲にしたが、それでも全日本選抜と親王牌で優参していて地力上位は明らか。トップスピード、踏める距離ともに今節の自力型では一番だ。
 吉澤純平が脇本に挑戦状を叩き付ける。競輪祭でも激しい主導権争いを演じただけに、闘志をみなぎらせて臨んでくるはず。脇本に後手を踏ませられれば単も可能。
 早坂秀悟、伏見俊昭の北日本勢も侮れない。早坂がスーパーダッシュを効かして先制なら波乱も。松岡貴久のまくり一発にも注。

ヤンググランプリ

新山響を軸に精鋭そろう

 ヤンググランプリ2016が立川グランプリシリーズの2日目、12月29日の最終第11レースに行われる。105、107、109回生から精鋭9名が選抜され、グランプリ同様に一発勝負で争われる。昨年覇者の野口大誠をはじめ、函館記念を制するなど、今年旋風を巻き起こした新山響平や、吉田拓矢らを中心に覇を争う。
 普段のライン戦と違い、点のレースとなりそうな一戦。そのなかで最も注目を集めるのは新山響平だろう。4月のルーキーチャンピオンレースでは、番手まくりを放った吉田の上を力でねじ伏せ、107期の頂点に輝いた。7月函館では「たまたまだったので」と謙遜するも、逃げ切りで記念初優勝を達成。4日制の記念最速V記録を塗り替えた。さらに11月の競輪祭でG1初優出などその活躍は枚挙にいとまがない。ここも、持ち前のパワーとスピードで新たな称号を手にするか。
 次位は吉田拓矢か。今年はF1戦を5Ⅴと、優勝回数は新山と並ぶ。G戦線でも9月の岐阜記念で茨城ワンツーを決めて武田豊樹の優勝に貢献。競輪祭では平原康多を決勝へ導くと同時に、自身も1172着と好走した。今やトップレーサーとして大舞台でも活躍。同期の新山にライバル心を燃やす。前記したルーキーチャンピオンレースのリベンジなるか。ルーキーチャンピオンレースでは吉田の前を回った鈴木竜士だが、「お互い悔いを残さないために」と、今回は別線勝負を選択。ダッシュ力は、新山、吉田にも引けを取らない。最近はレースが上手くなっており、一発の可能性も十分だ。
 昨年覇者の野口大誠は「取鳥君の番手も考えているけど、自力でやるかもしれないし、最後の最後まで考えて」と、熟慮を重ねて連覇を狙う。もちろん、ここ1番での勝負強さは昨年で実証済みだし、経験がある分、今年は昨年以上にリラックスして挑める。状態も徐々に上がってきており、得意のまくりを本番で炸裂させる。
 渡邉雄太も2度目の出場。親王牌では先行して2勝と、こちらも着実に成長を遂げている。昨年は元砂勇雪と主導権を争ったが、最後となる今年は優勝を狙うか。
 茨城勢の出方を受けて、小笹隼人と畑段嵐士の京都勢も別で戦う可能性が高い。畑段は105期のルーキーチャンピオンで一発勝負に強い。ケガが良化していれば侮れない。取鳥雄吾もF1戦では決勝常連の機動型。神田龍も強力なライバルを相手に一矢報いたい。

ガールズグランプリ

高木真備が真の女王へ

 グランプリシリーズの初日、12月28日の第11レースに「ガールズグランプリ」が行われる。今年1年間ガールズケイリンをリードした、トップ7による頂上決戦。第5代目の女王に君臨するのは果たして。
 昨年覇者の小林優香が怪我で長期欠場し、今年はガールズグランプリに出場ならず。また5回目にして102期の選手がゼロと年々レベルが上がり、群雄割拠の時代に突入しようとしている。その中で今年急成長を遂げたのが高木真備だ。昨年は2Vに終わったが、先行主体で地道に脚を付けたことが今年になって結果として現れ18Vをマーク。8月ガールズケイリンコレクション・松戸ステージではファン投票1位で選出されると、見事にその期待に応え、ビッグ初制覇。昨年同じ舞台で2位に終わり、悔し涙を流した地で見事にリベンジを果たした。人気、実力ともにガールズでもトップとなった今年。12月四日市まで99勝をマークしており、初出場となるこの舞台で節目の100勝とともに女王の座も手に入れる。
 今回のメンバーで唯一このレースを制したことがあるのが梶田舞。一昨年のガールズグランプリではレース巧者ぶりを発揮し見事頂点に立った。今年は前半戦こそ3月ガルコレ・名古屋ステージでの落車もあり、苦しんだが後半戦は絶好調。7月のガールズケイリンフェスティバル決勝では、ガールズ屈指の立ち回りの巧さを生かし久々のビッグ制覇。8月ガルコレ松戸ステージこそ3着に敗れはしたが、その後は24戦23勝と圧倒的な強さを誇示している。2度目のガールズグランプリ制覇を果たし女王返り咲きへ視界は良好だ。
 ガールズ先行日本一の奥井迪は、ここでも主導権を譲らない。逃げ切りVは至難の業だが、最難関に挑み続ける奥井の姿は今回もファンを引き寄せる。ブレない信念に基づきホームの立川で悲願のビッグ初制覇も。
 ガールズ新興勢力の代表格である児玉碧衣はガルコレ名古屋ステージ3着、ガルフェス、ガルコレ松戸ステージでともに準Vと、あと一歩の状況が続く。それだけに、グランプリに賭ける想いは誰よりも強い。
 尾崎睦はガルフェス決勝では何もできずに6着。悔しさを胸に、その後は結果はもちろん、内容重視のレースでこの舞台にたどり着いた。今回こそは力勝負をして結果を残したい。
 昨年準Vの石井寛子は雪辱に燃える。グランプリ出場権を最後に大逆転で勝ち取った勝負強さに加え、タテの突破力はガールズ屈指。立川の長い直線は、石井に有利に働くか。
 4年連続での参戦となる山原さくらはガルコレ名古屋ステージでビッグ初Vと上位との力差を年々縮めている。今年こそ、大輪の花を咲かせたい。

ヤンググランプリ

濱田 浩司【愛媛/81期/S2】

 自力を封印したが、徐々に追い込みが板に付いてきており、10月千葉記念の準Vなど、成績は高いレベルで安定している。当所は直線が長いので、目標不在でも突っ込み怖い。

坂本 周輝【青森/100期/S2】

 11月武雄記念は1411着と3勝。準決進出を逃がした二次予選も先行して3着とはタイヤ差の大接戦だった。機動力には一段と磨きがかかっており、格上相手の一発魅力だ。

太田 竜馬【徳島/109期/S2】

 スーパールーキーが12月からS級に参戦。初戦の岸和田記念は4日間逃げまくり一次予選、3日目特選と2勝を挙げた。大器を予感させるレース内容で、今節も連日注目したい。

鈴木 竜士【茨城/107期/S2】

 昨年8月京王閣から、驚異の18連勝でS級の仲間入り。今年は2月京王閣、8月当所をVと争覇級の実力者にまで成長した。別線となった吉田らと真っ向勝負を演じる。

渡邉 雄太【静岡/105期/S1】

 叔父で師匠の渡邉晴智に従事し、105期のなかでいち早くS級特進を決めた。今年は7月福井でS級初Vと着実に成長を遂げている。2度目のYGPで栄光を手にするか。

神田 龍【三重/105期/S2】

 着実に階段を上り、今年から晴れてS級に昇格。先行基本のスタイルは崩さずに、散発的ながら優出を果たしている。初の大舞台で存在をアピールできるか。

小笹 隼人【京都/105期/S2】

 徹底先行で脚力を磨き、今年からS級に挑戦。近況はダッシュを生かした、カマシ、まくりを織り交ぜて好走を見せている。持ち前の積極性で、ライバルたちに一泡吹かせる。

畑段 嵐士【京都/105期/S2】

 昨年4月のルーキーチャンピオンレースや、12月のレインボーA級ファイナルをVと一発勝負に強い。巧みなレース運びと、先行も辞さない変幻自在な攻めは脅威だ。

取鳥 雄吾【岡山/107期/S2】

 吉田ら同期には遅れたが、今年5月にS級へ特進。その後も積極的な競走で成績を上昇させ、YGP出場を決めた。伸びしろは十分で、将来は中四国を担う逸材だ。

野口 大誠【熊本/105期/S1】

 アマチュア時代から競技で活躍し、105期の在校成績1位を獲得。昨年のYGPの覇者で、史上初の連覇を狙う。「出れるチャンスが貰えたし、出るからには獲りたい」

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