京王閣競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2017年05月02日~2017年05月07日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2017年4月30日時点の記事です。

第71回日本選手権競輪

 第71回日本選手競輪(G1)が5月2日に開幕する。ゴールデンウィークの頂上決戦に輪界のトップレーサーが勢ぞろい。京王閣競輪場を舞台に、6日間に渡って熱戦が繰り広げられる。また、シリーズ3日目にはガールズケイリンコレクションが一発勝負で行われる。こちらも必見だ。

平原康が偉業に挑戦

 2月取手の全日本選抜に続き、今年2度目となるG1は京王閣ダービーだ。豊富な戦力を誇る関東勢が優勝争いを優位に進める。主役は絶対王者の平原康多だ。昨年の終盤戦から圧倒的なパフォーマンスを披露している。11月の小倉競輪祭、2月全日本選抜でG1連覇。どんな組み合わせ、展開になっても安心してレースを見ていられるし、輪界最強のオールラウンダーとして、ファンからの信頼も絶大だ。4月の川崎ナイター記念は優秀戦で落車したが、大きなダメージはなさそう。隙のない走りでG1戦3連覇に挑む。武田豊樹は地元の全日本選抜で準V。平原とワンツーを決めた。最近は自力で戦う時に苦しむ場面も見られるが、関東の機動型が充実しているビッグレースならその心配はない。平原との最強タッグは信頼度が高い。また、レジェンド神山雄一郎に、木暮安由、芦澤大輔、諸橋愛も特選スタートで勝ち上がりは有利。吉田拓矢、吉澤純平ら若手機動型がラインを引っ張る。
 中部勢はS班の浅井康太を中心に、深谷知広、竹内雄作、金子貴志、吉田敏洋らで強固な布陣を敷く。浅井は直前の高知記念で惜しくも決勝進出を逃したが、状態面にまったく不安はない。自力でも番手を回っても安定した戦いぶり。与えられた番組で自分の役割を全うする。一昨年にグランプリを制した地で久々のG1タイトル奪取だ。深谷は高知記念でオール連対のV。決勝は豪快なまくりで圧勝と、大一番を前にようやくエンジンがかかってきた。今年の竹内はここまで思うような結果を残せていないが、先行日本一の評価は変わらない。金子は4月の前橋で完全Ⅴを達成。流れが向けば勝てる脚に仕上がっている。
 北日本勢は新田祐大、渡邉一成のS班2人が香港で行われた世界選手権に出場。2人が組んだチームスプリントは7位。新田はケイリンで1回戦、敗者復活戦で敗退と満足のいく成績を残せなかった。両者ともにここが復帰戦だが、調整期間は十分にある。新田は一昨年の当地ダービーの覇者。思い出の地で再び輝く。山崎芳仁はグランドスラム達成へ、残すタイトルは日本選手権のみ。一次予選スタートで初日から勝負だ。ラインの力を頼りに勝ち上がる。新山響平はタイトルを狙えるだけの力をつけた。まずは2度目のG1優出を狙う。堅実な佐藤慎太郎が機動型を盛り立てる。
 近畿勢は村上義弘が今回も欠場。代わって稲垣裕之に大きな期待がかかる。今年に入って2度のビッグレースも含め、まだ1度も決勝を外していない。三谷竜生は全日本選抜で2度目のG1優出。ここに来て一段と強くなった印象だ。成長を続ける古性優作、復調気配の稲川翔の走りにも注目だ。
 南関勢は目覚ましい躍進ぶり。その中心を担っているのが郡司浩平だ。3月高松のウィナーズカップでビッグ初制覇。続く地元の川崎ナイター記念で優勝と勢いは止まらない。このまま一気に頂点まで駆け上がるかも。近藤隆司に、石井秀治、根田空史、山中秀将ら千葉の機動型も好調。中村浩士、渡邉晴智ら追い込み陣もしっかりしており、他地区と互角に渡り合える。
 中川誠一郎は昨年5月の静岡ダービーでタイトルホルダーの仲間入り。今年は2月奈良記念の落車で鎖骨を骨折したが、3月ウィナーズカップで復帰。2戦目の川崎ナイター記念では決勝に進出するなど順調に回復している。昨年大会の再現へ全力投球だ。園田匠や大塚健一郎も決め脚は相変わらず冴えている。
 中四国勢も軽視できない。原田研太朗はウィナーズカップで久々のビッグ優出。高知記念では準Vと調子は上向き。自慢の機動力で攻める。岩津裕介は展開不問で突っ込めるデキに仕上げて臨めれば。

ガールズケイリンコレクション2017 京王閣ステージ

連覇を目指す石井貴子

 現在、最も勢いを感じる石井貴子のコレクション連覇に期待。3月高松大会は、壮絶な先行争いを制した児玉碧衣の後位をしっかり取り切って差し切り。石井らしい持ち味が出た一戦だった。この優勝を含め、9戦で8Ⅴ、準Ⅴ1回と今年に入っての走りはほぼパーフェクト。対戦のない小林優香を除いて、ガールズのトップクラスをなで斬りにしており、今回も流れに逆らわない自在戦で決める。
 先行勝負に迷いない奥井迪にも力を発揮しやすいメンバーとなった。高松で主導権を争った児玉は4月防府の落車で不安な状態だし、高木真備も今回は不在だ。今年の着外はその高松のシンガリ負けだけと圧倒的なパワーを見せ付けているし、あと一歩で逃げ切り優勝だったガールズグランプリを思い起こせば、ガールズ特別競走初Ⅴへ条件は整ったか。
 梶田舞、荒牧聖未の栃木勢からも目が離せない。女王・梶田は24連勝というガールズ連勝記録を更新した3月広島以降は本来の迫力を欠くが、修正可能な範囲。荒牧は先行回数を増やすなど組み立てがより積極的になっている点が魅力だ。
 勝負強さはガールズ一の小林莉子。今年の3連対率100%とレース運びにはスキがない。約2年ぶりのコレクション参戦にテンション上がる長澤彩も一発怖い。

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