久留米競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2020年10月01日~2020年10月04日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2020年9月29日時点の記事です。

開設70周年記念 火の国杯争奪戦in久留米

 熊本競輪場開設70周年記念「火の国杯争奪戦」in久留米は、10月1日~4日の日程で開催される。SS班の郡司浩平、清水裕友らの強豪を、やはりSS班の中川誠一郎を中心に、共同通信社杯覇者の中本匠栄、松岡貴久、松川高大、上田尭弥らの地元勢が迎え撃つ。今シリーズから記念開催が9車立12レース制に戻されるだけに、ファンの注目を集める4日間となろう。また、最終日第6レースにて第117期生によるルーキー企画レース(7車立)が一発勝負で行われる。こちらも注目だ。

9車立12レース制が復活

郡司 浩平
中川 誠一郎
清水 裕友

 今シリーズは9車立だが、オールスター、共同通信社杯などビッグレースは9車立で行われていたので、トップクラスの選手には不安材料にはならない。ここ数場所のレース内容から郡司浩平を中心視するのが順当だろう。最近の郡司は対戦相手に精神的なゆとりを与えない強気な自力攻撃が冴え渡っていて、特にダッシュ力、トップスピードは素晴らしいレベルだ。3連覇を目指した地元の8月小田原記念は、無傷で勝ち上がりながら決勝は無念の失格を喫したものの、9月岐阜記念は圧倒的な強さで4連勝、松浦悠を2タテしている。更に共同通信社杯でも一次予選で快速まくりを決めて圧勝した。二次予選は珍しく後方に置かれて大敗を喫したが、この一戦で評価は落とせない。今の脚勢なら主役を演じる公算が大きい。松谷秀幸が郡司を盛り立てる。松谷は8月小倉では野口裕史の逃げを差して優勝すると、9月伊東は根田空の逃げを交わしてVをゲット。郡司の仕掛けにもしっかり付け切って連の勝負を演じられる。
 もちろん、中川誠一郎も有力な優勝候補だ。この大会では素晴らしい実績を残している。4年前から久留米競輪場で代替開催が行われるようになったが、66、68、69周年で優勝を飾っている。4大会で3Vは実力がなければ成せないことながら、この大会は絶対に譲れないという強い気持ちを持って臨んでいる証しだろう。特に強調できる近況ではないものの、共同通信社杯の一次予選で直線大外を鋭く伸びて2着に突っ込んだスピードは悪くなかった。地元勢は実力者がそろっているだけに、好連係を決めて首位に躍り出る場面は大いにあろう。
 九州では山田英明も好勝負が期待できる。F1戦を6連勝して迎えたオールスターを3326着で決勝に進出。更に9月向日町記念では4121着と今年4V目を達成し、共同通信社杯でも優参している。持ち味の自在戦が奏功しており、うまくレースの流れに乗ってのVゲットは考えておきたい。
 もう一人のSS班である清水裕友も忘れてはならない。本調子を欠いたオールスターは69着と二次予選で姿を消したが、その後は徐々に調子を戻している。共同通信社杯では33着で準決に駒を進めていて、連には届かなかったものの、まくり上げたスピードは悪くなかった。今年は全日本選抜、サマーナイトとビッグレースで2Vの豪脚が炸裂なら他の自力型をねじ伏せても不思議ではない。
 KEIRINグランプリ2018でV、ダービー連覇など輝かしい実績がある三谷竜生だが、なかかな波に乗り切れていない。スピードの切れが今一つ物足りない印象で、共同通信社杯の二次予選では脇本雄の仕掛けに付け切れなかった。

ルーキーシリーズ2020プラス

町田太がライバルを圧倒

町田 太我

 本デビューを前に3場所で実施されたルーキーシリーズ。117期から始まったこのレースで好成績を残した選手を集めた一発勝負がルーキーシリーズプラスだ。在所上位のエリートを中心に、本デビュー後も白星を並べて旋風を巻き起こしている117期勢だが、町田太我が一枚も二枚も抜けている。在所成績は11位ながら、史上初の3回連続ゴールデンキャップ獲得の実力は負けなしの戦績が示す通り。9月24日からの小倉MNでも完全優勝すれば、S級レーサーとして登場を果たす。1・2班戦でも本郷雄、外田心-表原周の四国勢を問題にしなかったように、長い距離を踏んでの勝負を苦にしないし、スピードはすでにS級上位クラスにも匹敵する。単騎戦で、後方からの勝負になる可能性があるが、ロングスパートを決めて脚の違いを示そう。
 松岡辰泰も、8月別府MNを完全V、続く防府を122着など1・2班戦でも機動力を見せ付けている。以前より長い距離を踏めるようになり、レース内容を重視した走りはスケール感がある。九州同士の青柳靖起、阿部将大とは別でも、個の力で町田に最も肉薄しそうな存在だ。もちろん、同じく本デビューから負けなしで特班した阿部や、まだ底を見せていない卒記チャンプの青柳も黙っていない。
 連係実績があり、8月伊東の決勝ではワンツーを決めた鈴木陸来、渡邉雅也の静岡コンビ、ゴールデンキャッッパーの実力をようやく発揮し始めた坂本紘規も展開次第で浮上も。

開設70周年記念 火の国杯争奪戦in久留米

坂井 洋【栃木/115期/S2】

坂井 洋

 デビューして約1年でG1初参戦を果たしたスーパールーキー。そのオールスターでは2走目に選抜戦ながら勝ち星を挙げた。記念では7月弥彦、8月松戸と続けて準決3着で優参を逃がしたがここは優参決めるか。

上田 尭弥【熊本/113期/S2】

上田 尭弥

 恵まれた身体を活かした先行は迫力満点。9月岐阜記念では予選1、予選2を連勝している。準決は4着に沈んだものの、竹内雄、黒沢征らの先行型を沈黙させて荒井崇の勝利に貢献した。今シリーズ注目の一車だ。

森山 智徳【熊本/98期/S2】

森山 智徳

 9月向日町記念では1272着と3連対を果たした。まくりが主武器ながら予選1、予選2はいずれも先行で粘っているのは好調の証しだろう。スピードの切れの良さは相変わらずだし、航続距離も伸びてきた印象だ。

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