2019年4月23日時点の記事です。
3連覇に向けて

グランプリのチャンピオンジャージをまとったG1初戦の全日本選抜初日に白星も、2日目は落車に見舞われた。肩鎖関節の脱きゅうでおよそ1カ月半の欠場を余儀なくされ、復帰場所のウィナーズカップを2893着。2度のG1にグランプリを制した脇本雄太の番手だった2日目は、8番手まくりに置いていかれた。
「復帰戦だからといって、離れていいわけじゃない。怪我した分、踏み上げるパワーが戻ってない。思ってるように進まない」
落車の怪我が尾を引いているのは間違いないが、出し惜しみをしない三谷らしい仕掛けは健在だった。その後は武雄記念で2勝、川崎記念を7514着で大一番を迎える。
「(3場所走って)微妙ですね、武雄の時は悪くなかったけど…。あとは(ダービーで)しっかりと戦えるように」
ダービー3連覇の偉業にも、気負うことなく仕上げていく。
愛車に手応え

昨年はオールスターの2走目から、寬仁親王牌、競輪祭と12走連続でG1連対の戦績を残し、G1連続Vに準V1回。迷いなき先行策でグランプリ制覇を目論んだものの、5着に沈んだ。
「(競輪祭、グランプリで使用した)フレームはダメでしたね。でも、ようやく自分に合ったフレームが見つかった」と、新車で臨んだ今年の初場所、ウィナーズカップでは1121着。圧巻の走りでのV獲りに、晴れやかな笑みを浮かべていた。競技では、2シーズン連続でワールドカップのケイリンで金メダルを獲得。ナショナルチームで磨かれる肉体は日々、刻刻と変化している。
「あとはいかに自分の体を(自転車に)合わせるかですね。ダービーにギリギリ間に合うかと」
S級S班として迎える初G1。周囲の想像を超えて進化した脇本が、ダービーの大舞台で見られるに違いない。
今年こそ満足の結果を

獲得賞金では最上位で6年連続のグランプリのキップをつかんだが、平原康多にとっては不本意なシーズンだった。
「去年は結果が出せなかった。その分も今年に」
ナショナルチームが競輪でも躍進。その影響で試行錯誤を重ねたが、3月ウィナーズカップから原点の立ち返った。
「1年間、我慢したけど、自転車を戻して、乗り方も戻した。信頼を取り戻していきたい」
ウィナーズカップ、武雄記念と続くなかで、平原は確かな手応えをつかんでいった。
「武雄記念の2日目にひらめいたものがあった。(武雄が終わって)そこを土台として積み上げていって、確信したっていうか、これだって感じた。いままでのところに戻しただけじゃ通用しないと思ってたけど、プラスアルファができた」
思い出の地で再び輝く

2010年の松戸ダービー決勝で兄の義弘と兄弟ワンツー。G1初制覇を果たした。それから9年。4月15日に不惑を迎えたばかりの村上博幸が同じ舞台に立つ。
「松戸ダービーが初タイトルだった。あれで自分の立ち位置も変わりましたね。9年経って競輪は大きく変わったけど、まだSSにいることができている。自分を成長させてくれた場所。しっかり仕上げて、いい結果を出せればと思ってます」
今年は1月松阪、2月奈良と記念優勝2回。その後も鋭い決め脚を武器に高いレベルで安定している。
「長くもがけるタテ脚っていうのを課題にやってきたんで、その成果が出ているのかなって思っています。でも、今年はうまく調子をコントロールできていない。そこは日々、勉強ですね」
頼もしい近畿の仲間とともに思い出の地で全力を出し切る。
大ケガを乗り越えて

S級S班として迎えた19年は初戦の立川記念でいきなり優勝したが、2月別府の全日本選抜で落車。左鎖骨骨折で約40日間の欠場を余儀なくされた。
「まともに骨折したのが初めての経験。手探り状態のなかで練習していたので、けっこう時間はかかると思ってました」
復帰戦の3月大垣ウィナーズカップは本調子を欠いたが、2戦目の4月高知記念は決勝に進出。状態は確実に上向いている。
「高知記念の直前は満足できる練習ができてたんですけどね。レースの感触はあまりよくなかったけど、二次予選で1着が取れたのはよかったです。これからダービーまで空くので、しっかり調子を上げていきたい」
大ケガを乗り越えて、さらに強くなる。今年に入って初めてS班9名がそろう前半戦のヤマ場の大会で力を見せつける。
気持ちを新たに

単騎で圧巻の大ガマシ。地元地区でファンの声援に後押しされた中川誠一郎が、別府の2月全日本選抜で逃げ切りV。「(G1は2度獲って一人前と)言われたので、これで一人前になれた」と、16年のダービー以来となる2度目のG1制覇で、真っ先にグランプリチケットを手に入れた。
「いい感じで競走に行って、練習をしてっていうのができてたけど、まさか優勝できると思ってなかった。それでいい意味で気が楽になりすぎたところがある」
その後はウィナーズカップで2勝も、続く小倉G3を617着。ピリッとしなかった。
「集中力じゃないけど、4月は気持ちを入れてみっちりトレーニングをしないと」
4月を練習に充てた中川が、再びG1戦闘モードに入る。
南関を束ねる

9年ぶりの地元ダービー。2月にはドームへのリニューアルのため、練習拠点の千葉バンクが使えなくなったが、中村浩士の気持ちが切れることはまったくない。
「いままでと違う刺激が入りますよね。松戸にも入るし、街道でもやっている。自分ではこの速いスピードのなかで、自分にゆとりがないと、ラインを勝利に導けないと思っている」
支部長という要職をこなしながら、ビッグ戦線で南関地区のまとめ役も担ってきた。
「一丸となってですよね、(南関勢が)ひとつになることが大きなポイントだと思う。そうすれば負けないはず。悔しくて苦しい思いばっかりですけど、(勝利の)一瞬の喜びのために練習をやって、レースでも頑張っている」
ラインの力で立ち向かう南関勢に、中村は不可欠な存在だ。
負けた悔しさを

今年は直近の川崎記念を除いて、すべての場所で優出。2月の全日本選抜ではすご味すら感じられる追い込みで、中川誠一郎を追い詰めた。準Vで賞金を加算。気が早いかもしれないが、獲得賞金で06年以来のグランプリ出場も視界が開けてくる。それだけに、例年以上にダービーの一走、一走が重みをもってくる。
「G1は1つしか終わってないから、賞金でどうのとかはまだ早い。ただ、30回近くG1の決勝に乗って1本(03年全日本選抜)しか獲れてない。日々精進して獲ろうと思ってこれだから、積み重ねが大事になってくる」
シリーズ未勝利と不本意だった川崎記念では、「毎開催、なんかしら収穫があったけど、今回はなにもない。あるとすれば負けた悔しさだけ。そこだけが収穫」。ハングリーな気持ちを全面に、ダービーではどん欲に結果を求めよう。
K3
岐阜
1万9800円
岐阜 長良川鵜飼カップ
4万5670円
0円キャリー
岐阜競輪長良川鵜飼カップ
441万8400円
432万0150円キャリー
871万1550円
839万4300円キャリー
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