向日町競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2016年09月29日~2016年10月02日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2016年9月27日時点の記事です。

開設66周年記念平安賞

 京都向日町競輪場を舞台に平成28年熊本地震被災地支援・開設66周年記念「平安賞(G3)」が、9月29日に4日間シリーズの幕を開ける。村上義弘、稲垣裕之の近畿地区の屋台骨を支える地元のSS班2人に脇本雄太、山本伸一も参戦。総力を結集して、他地区の精鋭を迎え撃つ。また、10月2日の最終日には、熊本地震災害復興レースが一発勝負で行われる。

村上義、稲垣裕の地元SS班が魅せる

 名古屋で4度目のダービー王の座に就いた村上義弘と初のSS班となって凱旋する稲垣裕之のそろい踏み。向日町バンクはいやが上にも盛り上がろう。オールスターでは4539着と未勝利に終わった村上義だが、ファイナルにコマを進めて大いに存在感を見せた。初戦のドリームの稲垣を皮切り三谷竜、山本伸一と後輩たちの頑張りを肌で感じ優出。決勝では稲垣を引き連れて敢然と風を切り、別線をクギづけにする先行策を披露した。結果、稲垣の初戴冠はかなわなかったがラインでのワンツー。その後は豊橋記念を欠場し決して万全とは言えない状態だが、地元ファンのために村上義が持てる力をすべて注ぎ込む。一方の稲垣は2月全日本選抜での鎖骨骨折からの復帰後は、オールスターに照準を絞り状態を上げてきた。悲願のタイトルはまたもお預けとはなったが、続く小田原記念2137着と力走。怪我の影響を感じさせないデキには戻っている。リオ五輪での経験が必ずや本業でもプラスに作用する脇本雄太のスピードも魅力。もちろん、追加で地元記念出場が決まった山本も気合十分。役者のそろった近畿勢が、ラインの競輪でシリーズの流れを掌握する。
 地元の近畿勢にとってもっとも脅威になるのが、豊橋記念を完全Vで記念初制覇を遂げた吉澤純平と芦澤大輔の茨城勢か。その吉澤は先行を主体にケレン味ない走りを見せている。が、一介の先行選手にはないセンスと横にも動けるのが強み。芦澤も6月青森では新山響を倒して優勝するなどレースの流れの中で見せる捌きにはさすがのものがある。勢いある吉澤と芦澤がどんな作戦で分厚い近畿ラインに立ち向かっていくのか興味は尽きない。
 2月当所のF1で吉澤とのまくり合戦を制して優勝を飾っている山田英明。ここ一番での勝負に滅法強い坂本亮馬の2人が、九州勢をけん引する。直近の四日市F1でもV奪取の山田は、破壊力抜群のまくりを武器に勝ち星を積み重ねている。一撃には注意が必要だろう。
 走るたびに力をつけている渡邉雄太に内藤秀久、2班ながらも快進撃を続けている成清貴之までいる南関勢。前述した近畿、関東に戦力的には劣る感は否めないが、渡邉次第では成清らの浮上があっていい。
 山崎芳仁を軸に、飯野祐太、根本哲吏と動ける選手がそろう東北勢が、波乱を呼ぶシーンもありそうだ。特に山崎は自力と番手戦の使い分けに苦しみ、大きい着が目立つ近況だが、数字ほどデキは悪くない。SS班の1年をこのままでは終われないだけに、そろそろ巻き返しの端緒をつかみたい。また、小嶋敬二、山内卓也とネームバリューのある選手を擁する中部地区や、中四国の追い込み陣も軽視できない。

開設66周年記念平安賞

兵藤 一也【群馬/82期/S2】

 2度にわたりSS班も務めたが、今期は01年以来S1から陥落。すっかり勝ち味に遅いイメージが定着した。しかしながら、8月末の川崎F1での1勝は余裕も感じられ、復調の兆しがある。

嶋津 拓弥【神奈川/103期/S2】

 6月千葉F1で逃げて準V。S級初優勝が届くところまで来たが、7月別府、小倉と続けて落車の憂き目をみた。それでも復帰場所の久留米で2勝をマーク。順調なら上積みも十分で、期待は膨らむ。

清水 裕友【山口/105期/S2】

 8月末の立川F1を136着。S級で初めての優出を果たした。準決ではラインを上位独占に導く先行策で山田久らをくだした。5度目の記念は、積極的な姿勢を崩さず攻めの走りでアピールする。

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