静岡競輪 シリーズ展望・記者の推しメン情報

GP KEIRINグランプリ2018

2018年12月28日~2018年12月30日 シリーズ展望・記者の推しメン情報

2018年12月27日時点の記事です。

KEIRINグランプリ2018

 KEIRINグランプリ2018シリーズが12月28日~30日の日程で開催される。今年はグランプリ初開催となる静岡が舞台。優勝賞金1億円をかけて今年のベストナインが一発勝負の頂上決戦に臨む。また、28日はガールズグランプリ、29日はヤンググランプリが行われる。

今年は静岡で頂上決戦

脇本 雄太
平原 康多
浅井 康太
清水 裕友

 今年も輪界最高峰のメンバーが顔をそろえたが、頂点に最も近いのは脇本雄太だ。数少ない出場機会ながら、今年は競技と競輪がリンクして圧巻のパフォーマンスを見せ付けた。ダービー、宮杯では別線を完封して三谷竜生のG1連覇に貢献。オールスターは浅井康太、渡邉一成らを退けて悲願のタイトル奪取に成功した。さらに、それだけに止まらず、続く親王牌は別線の包囲網を物ともせずに連続Vを達成。競輪祭では優勝こそ逃して準Vも、力を出し切ってレースをきっちりと支配した。グランプリはダービー決勝と同じメンバーで連係だが、今度は押し切って頂点に立つ。三谷は夏場に状態を落としたが、親王牌を準Vなど、秋から復活。競輪祭こそ失格に終わるも、続く広島記念は3725着と立て直しに成功した。さらに状態を上げて、本番では最高のパフォーマンスを見せる。村上義弘は2年ぶりのグランプリ。今年はG1制覇こそなかったが、ダービーで準Vなどビッグでも変わらぬ存在感を放った。競輪祭こそ一息に終わるも、過去10回のグランプリ出場経験で、きっちり仕上げてくるだろう。村上博幸は後半戦で目立った活躍こそなかったが、義弘と同様ここ一番の勝負強さは折り紙付きだ。
 平原康多は3月名古屋記念、オールスターでの落車こそあったが、逆境を乗り越えて変わらぬ安定感を披露。共同杯では清水裕友、山崎賢人ら若手の挑戦を退けて9度目のビッグ制覇を飾った。その後も親王牌、競輪祭を優出と、輪界のスピード化にきっちりと対応している。究極のオールラウンダーらしく多彩な戦法を駆使して初戴冠を果たそう。武田豊樹はオールスターのアクシデントから低空飛行が続く。競輪祭でも3走目にまた落車の憂き目と、状態が気がかりだ。グランプリまでの1カ月間でどこまで戻せるか。
 浅井康太は記念を3VやG1の表彰台で賞金を積み重ね、競輪祭前にグランプリ出場が決定していた。そんな中での競輪祭だったが自力、番手と卓越した立ち回りで5走オール連対の優勝。続く四日市記念でも鋭いまくりで連続Vと最高の状態を保っている。この勢いのまま、グランプリ連覇も果たす。
 未知数だが、新田祐大も侮れない。今年は全日本を制して、早々と静岡行きが内定。さらに、ダービーも優出と爆発的なタテ脚は健在だった。しかし、オールスター後から競技の関係で出走はなし。約4カ月ぶりの実戦だけに、レース勘が鍵となろう。
 清水裕友は今年の夏から最前線で大活躍。競輪祭で決勝3着に入り、一気にグランプリ初出場を決めた。若さと勢いに任せた大胆不敵な攻めで強豪に立ち向かう。

そろった地元勢が中心

渡邉 雄太

 渡邉雄太、簗田一輝の両機動型に渡邉晴智、岡村潤と好メンバーをそろえる地元勢が中心。主役は直前の伊東記念を制した渡邉雄だ。今年は5月名古屋に伊東と記念を2度制覇するなど充実の1年だった。来年からさらなる飛躍を遂げるためには、しっかりと勝っておきたい地元戦だ。簗田も今年成長した自力型。伊東記念を欠場しているだけに状態は気がかりだが、万全なら追い込み型や渡邉雄にとっても貴重な戦力となる。もちろん渡邉晴、岡村潤にとってもチャンスのあるシリーズ。地元4車で好連係を決めてシリーズを席巻する。
 先行力なら竹内雄作だ。成績の波が激しい1年だったが、終わりよければすべてよし。最終戦を締めて、来年からの巻き返しにつなげたい。山内卓也、笠松信幸が竹内をガード。山内は競輪祭の落車からここが復帰戦となるだけに、まずは初日の走りで状態を判断したい。
 関東勢にも横山尚則、金子哲大と自力型がそろっている。ともに近況好調で、目標豊富な神山拓弥が差し脚を伸ばす場面は十分にありそうだ。
 河端朋之、雨谷一樹はナショナル合宿の成果を出せるか。西勢では橋本強のキメ脚にも注目だ。

ヤンググランプリ2018

怒涛の進撃続く山崎賢

山崎 賢人

 昨年に続きヤンググランプリ2018はハイレベルなメンバー構成となった。G1で決勝進出、G3優勝など、G戦線で存在感を示している若手健脚がそろった。西日本一色ながらグランプリに見劣りしない迫力満点のV争いが演じられる。
 中でもひときわ輝きを放っているのは山崎賢人だ。オールスター2234着のG1初参戦初優参で自信を付けたのか、その後は一気にジャンプアップ。共同杯1114着、親王牌1181着、そして11月取手では記念初Vを4連勝で飾っている。競輪祭12962着の準決は、積極的に逃げるも後続がもつれ太田竜馬のまくりに屈したもので、競走内容は悪くなかった。単騎になる可能性があるし、警戒もされるだろうが、今の充実ぶりなら仕掛けどころを逃がさず好発進を決めて首位に躍り出る。
 対峙する太田も後半戦に入り成績を上げてきた。共同杯では121着とオール連対で優参すると、競輪祭の準決は山崎賢の逃げを上がり11秒1の快速まくりで仕留めて快勝、ビッグレースで連続優参を果たした。昨年のYGPは3番手外併走からまくって優勝と思われたが、内から抜け出した鈴木竜に優勝をさらわれている。今年こそはの思いは誰よりも強い。同県同期の島川将貴は太田に続くか。
 秘めたポテンシャルは高い南潤だが、ここ3場所は未勝利。スケールの大きな競走は相変わらずながら末脚を欠くケースが目立つ。しかしながら、調子は今一つでも脚力を温存して一撃に賭ける競走なら一発あっても不思議ではない。
 波乱を呼べば3人そろった愛媛勢だろう。どのような並びでも2段駆けが可能なだけに、動向には注意を払いたい。

ガールズグランプリ2018

児玉碧衣が初戴冠

児玉 碧衣

 今年10Vの奥井迪、13Vの長澤彩、11Vの山原さくらですら出場が叶わなかったほどハイレベルな争いを勝ち抜いた7名による頂上決戦。本命は、異次元のダッシュ、スピードで向かうところ敵なしの児玉碧衣だ。8月平でのガールズドリームレース、11月小倉でのガールズグランプリトライアルAとビッグを連覇中で、大一番でプレッシャーに弱いと言われたのも過去の話。今年も全員が自力タイプで展開は読みにくいが、自分が勝てるタイミングで一気に踏み出せれば結果は付いてくる。
 前回女王の石井寛子が大きな壁となる。頂点に立った事を自信に、石井寛はさらに進化。念願だった7月ガールズケイリンフェスティバルを制するなど、どんな展開にも対応できる自在脚にはさらに磨きがかかった。自分からレースを動かして流れをコントロールしつつ、最後は鋭脚を発揮する。
 昨年は12月があっせんしない処置で出場できなかった石井貴子は、その悔しさを今回にぶつける。5月平塚でのコレクションをVと持ち前の勝負強さは健在。思い切りのいい一撃で、初戴冠なるか。
 トライアルBを制して逆転で出場を決めたのが梅川風子だ。最近は流れを見ての仕掛けが増えたが、ここは挑戦者として先行で勝負するのでは。ガールズケイリンフェスティバル決勝のように、スンナリ先行なら敵の反撃は許さない。
 地元の大一番出場を目標に、1年間を戦った鈴木美教。昨年デビューの選手とは思えない冷静な走りに、勝負強さは伏兵に止まらない期待を抱かせる。もちろん、高木真備、尾崎睦も仕掛けがツボにハマるか、最終的に好位を確保出来れば勝ち切る脚はある。

三宅 達也【岡山/79期/S1】

 11月玉野は連日、地元の意地を見せて連勝で決勝に進出。続く豊橋の準決でも、鋭く伸びて白星を挙げた。持ち前の鋭脚は絶好調だ。

松川 高大【熊本/94期/S1】

 12月豊橋の準決は、まくってきた近藤隆をヨコで仕留めて、着外に追いやった。タテヨコ器用な立ち回りは、強敵相手にも軽視禁物。

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