
「梅川風子、コラム始めます」ふ〜こらむ Vol.1
2022.02.28
チーム楽天Kドリームス所属・梅川風子選手によるコラムがスタート!初回は自己紹介と直近のレースについて綴っていただきました。
梅川風子プロフィール
短距離種目選手。2017年デビューの東京112期。幼少期からスピードスケートを行なっており、大学時代には全日本学生選手権で優勝した実力の持ち主。
スピードスケートから競輪へ
コラムを書くことになりました、チーム楽天Kドリームス所属、競輪選手の梅川風子です。
ここでは私の話したいことを話したいように話していこうと思いますので、気ままに覗いていってください。
今回は初回ですので簡単に自己紹介をして、
前回走った平塚競輪について触れていこうと思います。
私は長野県諏訪郡富士見町の出身で、長野生まれ長野育ちです。
八ヶ岳が目の前に聳えていて、標高は1000m程で、
空気はまぁまぁ薄いので長野でやるトレーニングはキツイです。
非常に寒く、山も近くにあるので冬の遊びはスキーかスケートです。
学校では田んぼを凍らしてスケートリンクになり体育ではスケートを行い、土日になるとスキー場へ行くかスケートリンクに行くか悩ましい選択をしていました。
でもクラスの子はスケートもスキーも意外と嫌いで、得意な子は少なかったですね。笑
休みの日、学校の田んぼでスケートをしてもいつも1人でしたし、スキー場に行っても知り合いには誰にも会いませんでした。
結果わたしがお転婆娘なだけでしたね。
そんな環境にいたおかげ?で、24歳までスピードスケートをし、競輪選手に転向しました。
競輪選手としては東京支部に所属しています。今は亡き祖母の家が東京にあり、トレーニング環境は東京がいいだろうということで東京に決めました。
競輪選手としてデビューしてから3年目くらいで、同期の(太田)りゆちゃんに「ナショナル来たら?」って軽く言われ、今に至ります。
※そんないい加減な気持ちで入ってはいけません!笑
大体のところはこんなところですが、実は私は高校を卒業していません。
一旦スケートが嫌になり学校ごと辞めてしまったからです。
でも今こうして立ち直っているので、いま心が折れてしまっても大丈夫だよと背中を押してあげるためにも、またこの話もしていこうかなぁと思います。
好きなバンク、平塚
さて!
先日2/19-21の平塚競輪に参戦してきました。
アジア選手権が延期になった関係で、今回は追加で行きました。
平塚は好きなバンクの1つ。海辺なのに風は割と穏やかで、なにより走路が綺麗で軽いです。
もちろん寒くなって風も強ければ必然的に重く感じますが、基本的に非常に走りやすくクセもありません。
逆にクセが強いバンクもたくさんありますね。
あと平塚は音楽もいいです。
発売中に場内に流れる様々な音楽や、ガールズが入場するときの音楽もオリジナルで素敵です。
まだまだいいところありますよ。
選手用の食堂ではメイン料理を変更できるのですが、そこに「アジの開き」があるんです。
そんなこと?と思ったみなさん、意外とこれが大切です。
他の食堂でもメニュー変更が可能な場所は多いのですが、大体卵焼きか、野菜炒め。
…卵焼きか野菜炒めですよ!
それが「アジの開き」に変更できる平塚って素敵です。
夕食がハンバーグとかだとすこし重いですからね…。
こんなに良く言うと、完全に私は平塚の回しもんです。
先輩や、師匠に次ぐ恩師
そんな平塚。今回は地元の尾崎睦さんがいて、やはりレース前の緊張感も高かったですし、お互いがお互いを「倒さねば…!」となっていたと思います。
レース前はもちろん一言も話しませんが、終わればお互いを労って握手したりハイタッチしたりできる先輩です。
勝負なので勝ち負けがついて回りますし精神的にもキツいときもありますが、レースが終わればお互いにリスペクトを持って話せることは大切だなと思いました。
…あと、尾崎さんは大体わたしが食事に気をつけたりしていると
「え?気遣ってその体?(//∇//)」と茶々をいれてくるお茶目なうるさい先輩です。
余計なお世話です!笑
そして今回一緒だった同じ東京の中村由香里さんは、デビュー前からお世話になった師匠に次ぐ恩師です。
同じ勝負の世界にいますが、いつもいつも「ナショナルでがんばる風子を応援してるよ!」って声をかけてくれて、同じ選手として私もそうありたいなと思わせてくれる選手です。
今回の開催は結果として優勝できましたが、レースの中では反省もあり、まだまだだなと思う場面もたくさんありました。
また連日寒い中、平塚競輪に遊びに来てくださった方々、お疲れ様でしたとありがとうございました!
自転車競技もそろそろシーズンインの季節で、競輪を走る機会は夏にかけて減ってしまいますが、競輪に出れる時は全力疾走で頑張ります。
また私が感じる自転車競技の事もここでは発信していきますので、よろしくです!
ではまた〜!
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