
山﨑賢人が男子スプリントで金メダルを獲得/アジア選手権トラック・6月22日
2022.06.23
2022年6月18日よりインド・ニューデリーにて開催の『アジア選手権トラック2022』。
最終日の22日には男子スプリントが実施されました。アジア各国から総勢19人がエントリーしたこの種目には、楽天Kドリームスから山﨑賢人がエントリー。アジア選手権初出場で金メダルを獲得しました。
予選
予選は、200mの助走をつけたタイムトライアル(16位までが対戦形式のレースへ勝ち上がる)で行われました。
山﨑のタイムは9秒922で、予選をトップで通過。
準決勝
日本チームの小原佑太選手との日本人対決となった準決勝。
1本目は、小原選手が前、山﨑は後ろでスタート。両者はゆっくりと半周を走り、いつ、どちらが仕掛けるのか……と思った矢先に、小原選手が一気にスパート。立ち遅れた山﨑は大きく離され、1本目は小原選手が先取しました。
2本目は、山﨑が前、小原選手が後ろでスタート。1周を走るところで小原選手が先頭へ出ますが、山﨑がすぐに小原選手を抜き去って、再び前に出ます。最終周回に入って山﨑が加速。小原選手も後方から追い込みますが、山﨑が先着しました。
3本目、小原選手が前、山﨑は後ろでスタート。半周を過ぎて山﨑が前に出て残り2周。小原選手が早めに前に出ようとしますが、山﨑は前を譲らず最終周回へ。スプリント体制に入り、2コーナーを前に山﨑が車間を開くことに成功すると、開いた差をそのままに山﨑が先着しました。
決勝
インドのロナルド・レイトンジャムとの対決。
1本目、後ろから攻めることになった山﨑は、スタートから半周を過ぎて前へ。1周を通過する前に傾斜を利用してレイトンジャムとの差を大きく開くと、2周目も車間をキープしながら加速。残り1周を切って全開となった山﨑は、相手を寄せ付けずに先着しました。
2本目、前でスタートした山﨑。後ろのレイトンジャムは山﨑にピッタリとくっついて走る形に。
残り1周を前に、後ろのレイトンジャムがバンクの傾斜を利用し加速して仕掛けますが、そのスピードに合わせて加速していくのは山﨑。最終コーナーでは少し外に膨らみ、その影響を受けてかレイトンジャムが踏み込むのをストップし、山﨑が先着。
相手をストレートで下し、初のアジア大陸王者へ輝きました。
応援くださった皆様、ありがとうございました!