「周りの応援が、力になりました」2022全日本トラック振り返り 古山稀絵/チーム楽天Kドリームス定点観測
2022.09.12
2022年8月26日から29日に開催された、『第91回2022全日本トラック選手権』。中長距離種目に出場した、チーム楽天Kドリームスの古山稀絵選手は、オムニアム2位、スクラッチ4位、個人パシュート1位という成績を残しました。
選手たちの「今」をお届けする「定点観測インタビュー」。4日間・全3種目の戦いを終えた古山稀絵選手に、レースを振り返っていただきました。
何が起こるかわからなかった、3人でのオムニアム

Q:オムニアムでは、最終種目で逆転して2位。振り返りをお願いします。
スプリント力も体力も、私より上の選手との戦いだったので、どういうレース運びかを考えなければいけないし、きついレースになるだろうなと予想していました。走ってみると、スピードやインターバルで遅れる部分が多く、足りない部分を自覚しました。
Q:印象に残っているレースはありますか?
積極的に動けた、ポイントレースです。以前よりも、面白い展開をお見せできたのではないかなと思います。
Q:3人で行うオムニアムは、最後まで展開がわからなかったです。
いろんな人からも、後で「面白かった」と言ってもらえました。そういう意味では、出場人数が3人でも、開催してもらえて良かったです。

Q:スクラッチは4位という結果でした。
私以外の3人はスプリントが得意なので、いかに脚を削るかということを考えていました。結果は4位でしたが、積極的なアタックができたのではないかなと思います。
支えてくれるみんなのおかげで、2連覇を達成

Q:個人パシュートでは2連覇を達成、おめでとうございます。
30秒台を出したくて練習はして来たんですけど……練習では、TTバイクにすら乗っていない状態で少し心配ではありました。
Q:同じ大学出身の先輩・後輩対決でしたが、プレッシャーはありましたか?
2連覇が懸かってたこともあり、絶対に負けられなかったです(笑)絶対に勝たないといけない緊張感があって、それを見ていたHPCJCの佐々木さん(チームアシスタント)が「俺の方がドキドキしちゃう」って(笑)逆に落ち着いてしまいました。

Q:予選よりもタイムをぐんと伸ばしましたが、何か策があってのことでしょうか?
ギアを変えました。走りを観ていた上野みなみさん(元ナショナルチーム)に、予選を走り終えたタイミングで「ギアを1枚落とした方が走りがスムーズじゃない?」とアドバイスをもらって。
Q:裏側で、力になってくれる人がたくさんいますね。
そうなんです。寄り添ってくれる方々のおかげで、今年もチャンピオンジャージを着れました。ホッとしています。

2連覇を達成した古山選手
Q:ゴール前のガッツポーズが印象的でした。
中継で「この様子だと、疲れも吹っ飛んでますね」とコメントされてたんですけど、後で見返して「いやいや疲れてます!」ってツッコんじゃいました(笑)
Q:レースを通して、断続的なアタックの応酬がありました。
私も仕掛けましたが、強烈だったのは(内野)艶和ちゃんのアタック。速度も瞬発力もあるので、自分自身もめちゃくちゃきつかったです。インターバル能力(瞬間的な爆発力の後の回復力)が不足してるなと感じました。FTP(体力やパワーなどのベース)を上げないといけないという話はよくコーチからもされます。
Q:最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
結果が良い時も、悪い時も、いつも温かい応援をいただくおかげで今年も全日本チャンピオンになれました。毎年成長を感じられるレースとなったなと感じています。この先、パリオリンピックに向けた大事なシーズンが始まります。自分らしく、後悔のないように走りたいと思ってますので、これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします!
インタビュー番外編
Q:試合前のルーティンや決まり事はありますか?
20歳の誕生日の時に、鈴木奈央さんにプレゼントされた時からずっと使っている、イヴ・サンローランの勝負リップを塗ります。必ず遠征にも持参するし、レースの時は必ず塗ります!

Q:伊豆のおすすめスポットはありますか?
西浦の三津で、土日だけ開いてる台湾スイーツのお店「てんてん」がオススメです!台湾カステラや、軽食など。サイクリングに出掛けた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。



