2023年03月17日時点の記事です。
今年最初のG2となるウィナーズカップ。今年は別府競輪で4日間に渡って激戦が繰り広げられる。輪界最強の脇本雄太を始めS班は全員となる9名が参戦予定。どのレースも熱い競走になるのは間違いない!
腰痛と付き合いながら走り続ける脇本雄太だが、相変わらず高い水準で安定している。直前の高知G1では痛みと闘いながらでも決勝に進出し古性優作の優勝に貢献。調子が悪い中でもあれだけのパフォーマンスができるなら、これから先身体の状態が良くなったときが恐ろしい。日本一の自在選手となった古性優作が番手を回る。一昔前の古性だったら脇本がいないと不安な面もあったが、今は自力でやっても相当強い。踏める距離が長くなっているだけでなく、トップスピードにも磨きがかかった。脇本-古性の連係は間違いなく日本で一番強力だ。
北は守沢太志、佐藤慎太郎、新山響平のS班トリオが引っ張っていく。自力選手の数は物足りなさもあるが、守沢や佐藤の強みは展開がダメでも突っ込んで来るリカバリー力。別府バンクは直線が長い追い込み向きのバンクだし、車券を買う際、この二人は外せない。リズムに乗り切れない新山はそろそろ巻き返したい。キッカケ一つでガラッと変わる世界だし、何かを掴めば優勝争いにも食い込んでくるはず。他には小松崎大地や山崎芳仁など実力者も参加予定。
関東は総大将・平原康多の元気がない。年齢も40代に突入してここからもう一踏ん張りが効くがどうか。幸いなことは若手が育ってきており、目標に困ることはなさそう。関東の競輪が盛り上がるには平原の活躍が絶対条件で若手が全面的にサポート。あっせん停止で真杉匠が不在なのは痛いが、坂井洋や吉田有希がその分も奮起する。
南関は絶対的エース郡司浩平がV最短。脚力だけだったら脇本に一番近い男と言ってもいい。今開催は南関の機動型が豊富で連日番手戦になることが予想される。これが吉と出るか凶と出るか。時にはシビアな判断も必要になってくるはずで、展開即応の走りが求められそう。渡辺雄太や野口裕史、根田空史、松井宏佑は積極策で見せ場を作っていく。
中部は浅井康太が今回も中心。最近は近畿と連係することも多々あるが、本来は中部の後輩と連係して勝ち上がるのが理想。山口拳矢が今年に入って復調ムード。山口-浅井の連係で最低でも準決勝へ勝ち上がりたい所だ。
中国四国からは松浦悠士がまとめ役。今年に入って明らかに調子を落としているが、逆を言えばそろそろ復活の時期。競輪IQの高さと柔軟性で若手を引っ張っていく。取鳥雄吾や犬伏湧也、太田竜馬など爆発力を秘めている自力選手が揃った今開催。完全復活へ向けて若手と共に勝ち上がりを目指す。
九州地区のビッグということもあって、活きのいい若手が集まった。嘉永泰斗を筆頭に松本秀之介や伊藤颯馬、伊藤旭など個性派揃い。山田庸平や荒井崇博が決勝入りを目指す。
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