
「三冠」達成!⋯⋯の前にハプニングが/だいふく日記 Vol.32
2025.03.02
チーム楽天Kドリームス所属、内野艶和選手によるコラム第32弾!
内野艶和プロフィール
中長距離種目選手で競輪選手(福岡120期)。ジュニア時代から国内外で活躍し、ポイントレースの世界チャンピオンになったことも。2028年ロサンゼルスオリンピックを見据え邁進中。2023世界選手権トラックにてポイントレース銅メダル獲得!
前回のコラム(Vol.31)はこちら
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タイで行われた『アジア選手権大会ロード』からマレーシアで行われる『アジア選手権大会トラック』のためにエリート3人、ジュニア4人で移動。
私が最年長だったのでしっかりしなきゃと思いましたが、マレーシアに着いて「あれ、バッグや自転車の受け取りどこ?」ってなりしっかり迷ってしまったのは、ここだけの話🙂
タイに着いてから空港でトラックチームのみんなと合流する予定でしたが、日本からの飛行機が6時間遅れになってしまい、私達はホテルへ先に行くことになりました。こんなに遅れるのは珍しい。
後から来たみんなは夜中の2時にホテルに着いたとのことで、次の日とても眠そうでした。
特にスタッフの方々は、マレーシア空港に着いてからそのまま荷物を下ろしにベロドロームへ。朝4時過ぎまでかかったらしく、ほぼオール状態💦
そんなハプニングから始まった遠征でしたが、今年も日本チームは沢山のメダルを獲得することができました。
私は当初の予定通り
チームパーシュート
エリミネーション
マディソン
に出場しました。
タイの後半で少し体調を崩してしまったこともあり、チームパシュートではみんなの足を引っ張ってしまいましたが、他の3人のお陰で最後まで走り切れました。
本当にありがとう。の気持ちでいっぱいでした🥹
みんな頼りになりすぎた。🥇
久しぶりのトラックバイクだったエリミネーションはかなり緊張しましたが、なんとか勝てて良かったです🥇
エリミネーションは、レース系の種目の中で1番「何が起きるか分からないレース」だと思ってます 笑。
どれだけ強い人でも、気を抜いたらいつのまにかエリミネートされてしまう。逃げ道を失えばお終い。
最初の位置どりはもちろん、常に周りを見て自分の位置を把握する必要があります。
ダニエルコーチからは、「このコンディションならパワーで負けてしまうのは仕方がない。だけど、脚が残った状態=位置どりに失敗して元気な状態でエリミネートされるのは許さない」と言われていたのもあり、「最初集中!最初集中!」と自分に言い聞かせスタート。

最初集中!最初集中!
が、最初から埋まってしまい、いきなり降ろされそうになった時は冷や汗が出ました。
立て直して最後まで生き残れて良かったです。危なかった。。😮💨
最後は梶原悠未さんとマディソン!
ゆうみさんとレースで組むのは1年ぶり以上?でした。練習があまり出来てない中でしたが🥇を獲得出来て良かったです。
マディソンは、位置取りや交代のタイミングなど、1つミスしてしまうとポイント獲得が難しくなってしまうので、気をつけて走りました。
数少ない大会の舞台。次に繋がるようにしようと常に心掛けています☝️
タイからマレーシアの約1ヶ月間に及ぶ遠征も無事に終了🇹🇭🇲🇾
みんなに助けられて、今年もなんとか三冠達成出来ました。
日本に帰れば10日もしないうちにネーションズカップ第1戦の舞台、トルコへ出発します。
しっかり疲れをとってトルコに向けて調子を戻しつつベストを尽くせるよう準備します。
そのために先ずは日本食を食べねば。。。。。🫠🇯🇵💖
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