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「ただ速く走りたい」それだけでここまで来れる ふ〜こらむ vol.24

2023.02.05

チーム楽天Kドリームス所属、梅川風子選手によるコラムVol.24をお届けします。2月末から始まる『ネーションズカップ第1戦』。現在の練習の様子や、ご自身の「走る理由」を綴っていただきました!

梅川風子プロフィール

梅川風子

短距離種目選手。2017年デビューの東京112期。幼少期からスピードスケートを行なっており、大学時代には全日本学生選手権で優勝した実力の持ち主。

前回(Vol.23)はこちらから

「調整」って、結構込み入ってる

梅川風子

ネーションズカップジャカルタ大会(インドネシア)に出場することが発表されました。今は大会に向け、少しずつ調整するトレーニングを始めています。
調整とは……少しずつ練習量だけ落としてスピードアップだけを目的とすること。

「ここからは身体のキレが良くなってきて、疲れが抜けてくるはず……」
「コーチに全てを委ねて……」
というわけではないんです。
意外でしょ!

各自が「自分の状態」にすごく目を光らせ、「練習量を自分で決めていく」スタイルのメニューも増えていきます。
レースと同じ行程で「ウォーミングアップから練習まで」を一通りの流れでやることも増えますし、その行程が良かったのか悪かったのかも、実際に試して判断しています。

時には5分刻みでジャンプを入れるのかやめるのか決めるからね。。
本当に細かいね!
大胆に、大まかにやることも大切だけど、戦略とデータは裏切らないからとにかく細かくです。

そんな感じで、ジャカルタに向けて準備中です!

2023シーズンは重要な大会ばかり

梅川風子

今年のシーズンはネーションズカップが3個あって、アジア選手権があって、アジア大会があって(ココややこしいよね)、8月にはオリンピックに出れるか出れないかの全てが決まる世界選手権があって……

ややこしい満点の『アジア大会』。これは特にオリンピックポイントに向けて関係がある大会ではないものの、4年に一度の「アジア全土のオリンピック」のようなもの。とてもいい雰囲気でレースに臨める大会です。

でも世界選手権だけが大切なわけじゃないんです。世界選手権は貰えるポイントが1番高いから大切は大切なんですが、世界選手権の時だけ「ポッと出」できるほど甘い世界ではありませんから。

ネーションズカップやアジア選手権でポイントを稼ぐ
→まずは世界選手権に出場する権利をゲット
→そこでベストな結果を残す(チームスプリントなら最低8位以内)

これが明確かつ1番の目的です。

「悔いなく走る!」

梅川風子

私は今回のジャカルタ大会では、
チームスプリントの他にスプリント、ケイリンの個人種目にも参加する予定です!
あらら?意外でしょ!笑
次のエジプト大会やその後のアジア選手権はどうなるかまだ分かりませんが、一走一走悔いのないように走ろうと決めてます!

「悔いなく走る!」
これだけは公営競技のガールズケイリンを走っていても自転車競技を走っていても、常に自分の中に誓っている言葉で、人生でなにか選択をする時でも
「悔いのないように」
そこだけを自分に問いかけて問いかけて選択をするようにしてきました。

でもどんなに悔いなくと誓っても「あのレースは何していたんだろう、自分あほだなー」と悔いの残るレースって、思い返すとやっぱりあります。

でもその瞬間、その1レースに常に自分に懸ける言葉は「悔いなくやろう」の一言で、
自分でしてきた選択に間違いはあっても悔いなくやろうと思っています。

梅川風子

ナショナルチームに入ってトレーニングに参加する時も、1ヶ月ほど悩んで、結局は悔いなく生きる方を選びたくて、自転車競技も始めることにしました。
その時の迷いは、「世界へ挑戦できる立場でありながら、その挑戦をするのかしないのか」だったのですが、何度悔しい思いや苦しい時がきても、その「挑戦する選択」を悔いてることは絶対になくて、いま挑戦できている事はすごく「自分を超えていく過程」となっているような気がしてます。

ただ速く走り抜けたい

梅川風子, 女子スプリント, 2022世界選手権トラック, サンカンタン=アン=イブリーヌ

プロの競輪選手であるガールズケイリンだけをやっていれば収入も多く、勝ち続けることができる選手ならば自分が望む物や生活を手に入れることはできるかもしれません。

競輪選手をしていると、周りから自転車競技をやる意味や意義を疑問視されてしまう場面に直面します。

なんでやってるの?とか
なんのためにやってるの?とか
競輪選手だけの方がよくない?とか……

でも正直、自転車競技をやる意味や意義が私の中で大きいわけではなく、そんな大義を背負う必要もないのでは?と噛み砕いています。

日本の自転車競技のために、
競輪の知名度のために、
プロスポーツのために、
周りはそんな意味を求めてくるかもしれませんが、「ただ速く走り抜けたい」そのためだけに走っているのかなぁって思います。

いま自転車競技をやっている高校生や大学生、これから挑戦しようとする人……
「なにかを背負う」とか「日本代表だから」とかそんな事は取っ払って、「速く走り続けたい!」っていうシンプルな想いさえあれば、ただそれけでいいんじゃないかなって思います、わたし。笑
あれ、悟った?笑

梅川風子

毎度のことながら、私の言葉を押し付けたいわけじゃないですよ!
何かを背負って強くなる人も勿論いるし、
色んな意味を見出して強くなる人もいます。
ただ、すごくシンプルに「強くなりたい、速く走りたい」だけで、ここまできてる人間もいますってだけお知らせしておきますね。笑

だからいま自転車してる高校生、大学生、
みんながガールズケイリンに挑戦するのも大歓迎だし、自転車競技続けることだってとっても大歓迎だから、速くなりたいって気持ちは忘れずに一緒に頑張ろうね!

さて、インドネシアのジャカルタってどんなとこなんだろって思いを巡らして調べたら、向こうは真夏の温度でした!
真夏が大好きな私、最高だと信じてます。。笑

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選手への質問はこちらからどうぞ!梅川風子Instagram↓
@umekawafuko

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