掴み取った銅メダル「1つ自分の中で嬉しい事ができて良かった」ふ〜こらむ vol.26
2023.03.05
チーム楽天Kドリームス所属、梅川風子選手によるコラムVol.26をお届けします。ネーションズカップ第1戦にてケイリン銅メダルを獲得した梅川。大会の裏側や、今後の意気込みを綴っていただきました!
梅川風子プロフィール

元・全日本学生選手権優勝のスピードスケーター。現在はチームスプリント第1走としてのトレーニングに専念しているが、国際大会(2022ジャパントラックカップⅠ)スプリント優勝の実績も持つ。2023ネーションズカップ第1戦ではケイリンで銅メダル獲得!
前回(Vol.25)はこちらから
オールナイト大移動
インドネシアでのネーションズカップが終わって帰ってきました!
なんと帰国の日はレース後の朝の1:15にホテル出発し、一睡もできずに(……いや、1時間くらい寝たけど笑)、日本にそのままご帰宅しました。
1人あたり自転車2台以上になるので、引越しみたいな大移動。引越し業者帯同してもらおっか?の大変さ。。
一応女の子なので、重い荷物は任せてますけど(笑)

オールナイト移動で死んでしまった内野(艶和)と高校生2人(垣田真穂・池田瑞紀)。



無事にレースの日を迎えられて良かった……
インドネシアは暑くて暑くて、日本の梅雨のような感じ。雨季だったので雨ばっかりでした。
ホテルからドームへの移動はロードバイクなんですが、インドネシアの大量バイクからの信号無視?からのクラクション爆鳴り……など、交通事情を理解にするのに時間がかかり、轢き殺されそうになる事多数。
雨で路面が濡れてて、路面の突起物に乗り上げて落車しそうになること1回。
なんとか無事にレースの日迎えられて良かった、本当に……(笑)
レース前に手首でも折れそうってリアルにびびりました。

今回はいつも通り気合いの入った「私の本種目・チームスプリント」と、「なんとびっくりケイリンで3位のお話」の2本立てです。
びっくり?
ね、私もびっくり!
もっともっとイライラをぶつけて

まずチームスプリント。
タイムの話をすると、
「47秒台は余裕で突入しないと8位にもなれないなぁ」とレース前からひしひしと感じていて……
やっぱり注目していたニュージーランドとライバルのメキシコあたりもそのあたりのタイムで走ってきていましたし、予選突破は47秒台だなと本番中も思っていました。

結果は48秒442で9位、残念ながら予選落ち。
チーム戦なので誰が悪いとか絶対ないんですが「もっと早く走れていたら……」と自分の責任をすごく感じて凹みました。
調子が悪いとか体調も悪いとかもなく、いつも通りでこれていたので、自分自身のタイムももう少し出せると期待していました。それだけに、この結果は本当に残念でならないのです。
このレベルの大会で走っていると「力を出し尽くせた」「ベストで走れた」ということは、自分の出したタイムとそれほど比例しないものです。
ただこのチームスプリントは「感情的に熱く走らなければならない」ってことだけは言えると思います。

もっともっとスタートは積極的に出ていくとか、もっともっとイライラをぶつけて走らないといけないなとか、、悔しい気持ちや不甲斐ない気持ち全てを、トレーニングからもっともっとイライラをぶつけまくって走っていかなきゃな……と感じています。
たまにトレーニング中イライラする事忘れて無になっちゃうこともあるので……(笑)
その辺はMor CADENCEの記事を読んでくださいね!
Mor CADENCE「【対談】逃げたいけど、逃げられない。長迫吉拓・梅川風子が語るチームスプリント第1走」
チャンスを掴んだ、ケイリン
3日目のケイリン。「予選1着以外は全員敗者復活戦」っていう自転車競技謎ルール大発動!怒
敗者復活戦も1着のみ準決勝に上がれる謎ルールです。
はい!でました!自転車競技何回やっても謎あるある!
だったら最初から2着上がりにしてくださいな!
(文句は言わせて……タダだから)

敗者復活戦で勝ったから準決勝上がれた私ですけど(笑)
と言うわけで敗者戦で1着をとって準決勝→決勝と進むことができて「チャンスが来てる!」と、必ず勝ち取ろうと思っていました。
決勝はサトミナ(佐藤水菜)も勝ち上がり、いつもならサトミナとはどんなレースでも最後は目を合わせてお互い手を合わせて「よし!やろ!」とスタートラインに向かいますが、この決勝のとき時ばかりはごめんなさい、お互い顔見れないしタッチもできなかった(笑)

スタート順のくじ引きによって、私はサトミナの後ろになりました。レース中、「サトミナはやっぱり誰よりもケイリンを知ってる走り方だし、レースを操る事ができている」と感じました。
準決勝でも同じレースを走っていましたが、(マチルド・)グロちゃんを操っているような、そんな感覚を覚えます。
その走り方がすごく勉強になったし、ケイリン脳は多分パーフェクトなんだと思います。


最後の直線でグロちゃんを抜けずに、私は3着。
準決勝で抜けなかったので抜きたかった……
お預けくらった……
でも今回のケイリンは、並びのくじ運も良かった部分もありました。まだ「どの位置引いても勝てる」とか、「自分の力だけで世界と渡り合える」とは全然思えないんです。もう少しだけ自分を信じてあげて、我慢するレースも必要だなって感じたインドネシア大会でした。

いやー、(リー ソフィー・)フリードリッヒいなくてラッキーだったなぁ本当に笑(ケイリン世界チャンピオン)
こぼれてきた3位かもだけど、自分以上に周りが喜んでくれたりして嬉しかったです。


公営の競輪は優勝の1着以外は表彰式もないし、讃えられることはあまりないけど、競技はこうやって3位まで表彰式があってすごくいいよね……!
次はエジプト大会

諦めて終わりにしたい時間も長かったし、どうしてもチームスプリントに専念している分個人種目は辛抱だなと思う時もあったりしたけど、1つ自分の中で嬉しい事ができてよかったです。
でもやっぱりチームスプリント頑張りたいのは変わらずです。
そこが今生きる道でもあると思うから……
ダメならダメになってから考えるけど、
今はとにかく全ての気持ちをぶつけられるスタートダッシュが出来るようにトレーニング頑張りますね!
次はエジプト大会です!
時差こわすぎ!
エジプト飯は食べずに
ご飯は全て持っていかせていただきます(笑)

あ、インドネシアはご飯美味しかった。
あと人が優しくてサイコー。



路上で売ってたゆで卵
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