シリーズ展望/記者の推しメン 青森 G2 レース情報

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青森競輪 共同通信社杯

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シリーズ展望・記者の推しメン

2023年09月10日時点の記事です。

青森競輪場 共同通信社杯

 年末の大一番に向けて賞金争いはシ烈。優勝すればGPに大きく近づくだけに大事な大会になってくる。松浦悠士、脇本雄太のS班二名は欠場だが、G2にふさわしい豪華メンバーが集まった。

 今年最後のG2開催。王者脇本雄太の不在で混戦ムード

新山 響平
守澤 太志

 主役というか今大会の優勝候補は新山響平だ。地元のビッグ開催ということもあって気合は人一倍。SSとして走る地元戦は今回が初めて。デビューから貫いてきた「先行」で多くのファンを沸かせてみせる。ガードは守沢太志。北の追い込みと言えば佐藤慎太郎の名前が出てくるが、秋田籍の守沢にとって今回は地元戦同様。新山とタッグを組んで優勝争いを演じたい。他にも坂本貴史、嵯峨昇喜郎の機動型。そしてSSのスーパーダッシュ新田祐大など駒は揃っており、北日本の層は厚い。
 関東は新エースとなった真杉匠がまとめ役。SSの平原康多は例年にない不振で苦しんでいる中、オールスター優勝で一気に流れを持ってきた。坂井洋、吉田有希、佐々木悠葵らとラインを組んでビッグ連続優勝を目指す。
 南関は松井宏佑の欠場が大きく響くか。オールスターの落車から復帰できず大駒は郡司浩平、深谷知広の二名。そこに北井佑季や渡辺雄太と力を合わせて決勝進出を目指す。
 脇本雄太の欠場は確かに残念だが、今の近畿には覚醒した古性優作がいる。もちろん戦法は脇本と全くことなるが「ラインを大切に」という共通認識は一緒で勝ち上がりは後ろを大事にしたレース。寺崎浩平や三谷竜生、追い込み陣は村上博幸の存在も頼もし限りだろう。
 中部は毎度の事ながら戦力不足感は否めない。それでも浅井康太、山口拳矢の二枚看板が個の力で駆け上がっていく。
 中国四国は絶対エースの松浦悠士が欠場で割り引きムード。清水裕友や犬伏湧也にかかる負担は大きくどこまでやれるか。まとめ役が不在なのでそこだけが懸念材料。
 九州勢は山田庸平、山田英明の「山田兄弟」そして未来のSSである嘉永泰斗が盛り上げる。近年は若手の台頭もあって勢いを増してきた九州勢。勝負の準決へどれだけの選手を送り込めるかが重要になってくる。

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